オープンAI、動画生成AI「Sora」の有料会員向けの提供を開始

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サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米オープンAIは9日、入力した文章に合わせてリアルな動画を生成するAI(人工知能)技術「Sora(ソラ)」の提供を始めたと発表した。これまでは一部の専門家やアーティスト向けに限定公開していたが、有料会員向けに提供を始める。

 月額20ドル(約3千円)の「プラス」の利用者は月50本、月額200ドルの「プロ」ではより解像度の高い動画を月500本(生成時間を気にしなければ無制限)生成できる。欧州を除き、米国や日本などチャットGPTが使えるすべての地域で提供する。

 この日のデモでは「美しい白い鶴が小川に立っている」「鶴が頭を水につけて、サカナを捕る」などと文章で指示すると、内容を反映した動画が生成された。アップロードした画像をもとに動画をつくることもできるという。

 サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は同日の発表動画で「我々のAGI(汎用(はんよう)人工知能)に向けたロードマップにとっても重要だ。動画は我々が学んでいく大事な環境になる」と話した。

 文章から動画を生成するAI…

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この記事を書いた人
五十嵐大介
サンフランシスコ支局長兼編集委員
専門・関心分野
テクノロジー、経済、グローバリゼーション