日産株、ストップ高で取引終了 統合協議入り材料もホンダ株は下落

山本恭介
[PR]

 自動車大手のホンダ日産自動車経営統合へ向けた協議に入ると伝わったことで、18日の東京株式市場で日産の株価が急騰し、値幅制限いっぱいのストップ高となる前日比80円(23.69%)高の417円60銭で取引を終えた。一方、ホンダは売りが優勢となり、前日より3.03%下落した。

 日産が筆頭株主の三菱自動車の株価も大幅に上昇し、終値は19.64%高となった。三菱自が経営統合に合流することも検討するとの報道が材料視された。影響はほかの自動車メーカーにも及び、トヨタ自動車株は2.02%上昇して終えた。

 一方、ホンダの株価は取引開始直後にプラスになる場面もあったが、その後マイナスに転じた。「ホンダによる日産救済の側面が強く、重しになるのでは」(大手証券アナリスト)との見方もあり、売りが先行した。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
山本恭介
経済部兼国際報道部兼デジタル企画報道部|銀行担当
専門・関心分野
資産形成、社会保障、労働政策