中止か継続か…豊橋の新アリーナ計画、住民投票の動きも B1三遠
松本龍三郎 戸村登
2026年秋に始まるバスケットボール男子の新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に参入予定のB1三遠が、思わぬ事態に直面している。すでにBプレミア入りの審査を通過し、10月には開幕から参戦できるライセンスを交付されたが、参入要件となっていた新アリーナの建設に反対する地元市長が誕生。建設が頓挫すれば、Bプレミア入りは暗礁に乗り上げる。
新アリーナの建設は、三遠が本拠とする愛知県豊橋市の中心部にある豊橋公園で計画されている。収容5千人以上の多目的屋内施設で27年10月に開業予定。市は、アリーナ建設を含む公園整備やその後の施設運営について、9月下旬に事業者と契約を結んでいた。
Bリーグは、Bプレミア入りを希望するクラブに年間売上高12億円以上や本拠戦の平均入場4千人以上などといった事業水準に加え、原則として客席5千以上やスイート室を整備するアリーナを28~29年シーズン開幕までに用意することを求めている。
三遠は、新アリーナが施設基…