円相場一時155円台に下落  FRB緩和予測後退で円安進む

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東谷晃平
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 19日午前の東京株式市場日経平均株価は一時、前日終値より700円超下落し、3万8300円台をつけた。前日の米ニューヨーク株式市場で主要な株式指数がそろって下落した流れを引き継いだ。

 米国では米連邦準備制度理事会(FRB)が3会合連続で利下げに動いた。ただ、2025年の利下げ見通しを4回から2回に下方修正したことで、高金利が続くとの観測が拡大。ハイテク株など幅広い銘柄が売り優勢となった。中でもダウ工業株平均は前日より1100ドル超も下落し、10営業日続落となった。

 東京市場もこの流れを引き継ぎ、東証プライム市場の約7割が値下がりしている。

 米国の利下げペースが鈍化するとの見方から、東京外国為替市場では、金利差を意識した円売りドル買いが進んだ。日本銀行が19日の金融政策決定会合で追加利上げを見送ったことも受け、19日の対ドル円相場円安が進み、一時1ドル=155円台をつけた。

 19日午後に予定されている…

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