新潟県内でインフルエンザの感染が広がっている。感染者数が国の基準を超えたとして、県は19日、今シーズン初めて県内全域に注意報を発令した。

　県によると、定点医療機関から直近1週間（9～15日）に届け出があった感染者数は、1医療機関あたり10.34人（国の基準は同10人）で、前週の約1.7倍に増えた。保健所管内別では、多い順に上越29人、糸魚川12.33人、十日町10.67人、新潟市10.24人だった。

　県は、外出時はマスクを着けて人混みを避けるとともに、帰宅時は手洗いを徹底するなど、基本的な感染対策をとるよう呼び掛けている。