拉致問題解決へ「若い世代も関心を」 埼玉・川口で蓮池薫さんら講演
中村瞬
北朝鮮による拉致問題の解決を考える集いが25日、埼玉県川口市であり、拉致被害者で新潟産業大学特任教授の蓮池薫さんと、川口市出身の被害者・田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんが講演した。
蓮池さんは、対北朝鮮政策において日米間の協調が重要だとし、「石破さんはトランプ大統領と会って、拉致問題を早く解決しなければいけないことを世界に示してほしい」と要望。風化を防ぐため若い世代にも関心を持ってほしいと訴えた。
拉致被害者家族連絡会の事務局長も務める飯塚さんは、被害者家族の高齢化が進んでいることに触れ、「毎年正念場だと思っているが、今年は本当に正念場」と危機感を示した。「求めるのは家族の即時帰国のみ。被害者が帰ってこない限り政府の行動は0点だ」と述べた。
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