埼玉県川越市長に元裁判官の森田氏が初当選 与野党相乗り候補ら破る

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永沼仁
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 埼玉県川越市長選は26日投開票され、元裁判官の森田初恵氏(42)が、元県議の山根史子氏(40)=自民、立憲、国民推薦=、元市議の樋口直喜氏(41)、元市議長の小野澤康弘氏(70)を破り、初当選を果たした。川越市初の女性市長で、県内の現職市長としては最年少になる。当日有権者数は29万543人。投票率は33・66%(前回22・05%)。

当 33,135 森田 初恵 42 無新 (1)

25,959 山根 史子 40 無新

24,714 樋口 直喜 41 無新

12,547 小野澤康弘 70 無新

(確定得票)

 法曹界に15年間身を置いて昨年退官した森田氏にとって、初めての選挙だった。政治的なしがらみのない「市民派」のイメージをアピールする一方、農協の元役員や地元選出の自民党女性県議の支援などを受け、保守層への浸透も図った。

 主な公約として小中学校の給食費の無償化や運転免許返納者へのタクシー補助の導入などを掲げたほか、市内で利用されていない土地を活用した企業誘致なども訴えた。

 選挙戦では「既成政党の壁を打ち破りたい」と与野党相乗り候補を批判。裁判官として公正な立場で利害調整を図ってきた経験なども強調し、支持を広げた。

 山根氏は市議、県議時代の経…

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