「本当に大変な時期に来ている」 危機感抱き、高橋大輔が臨んだ教室

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坂上武司
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 日本スケート連盟が主催する「基礎スケート教室」の広島教室が1日、ひろしんビッグウェーブ(広島市東区)で始まった。2日まで行われる。

 連盟は教室に著名なプロスケーターや現役選手を「特別講師」に招いている。今回は2010年バンクーバー五輪フィギュアスケートで日本男子初のメダリストになった高橋大輔さん(38)と、高橋さんとアイスダンスでカップルを組んだ村元哉中さん(31)が講師だ。

 教室には小学1年生から大人までの初心者、約100人が参加。高橋さんらの丁寧な指導を受け、徐々に氷に慣れていった。

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 教室後、高橋さんと村元さんは報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。(敬称略)

――広島の生徒さんはどんな感じでしたか?

 高橋 「すごく真面目。すごく一生懸命でお話を聞いてくださるので、みなさんすごく真面目にやられているなと思いました。上達もめちゃくちゃ早いですね。なんか素直な方が多いのかな、と。他が素直じゃないみたいな言い方になっちゃうんですけど、すごく素直に聞いてくれて、それも一生懸命やろうとしてくれるので、上達は早いなと思いますね」

 村元 「ほんと同じで、すごく真面目な子とか、本当にコツコツやっている子たちが多いなという印象。広島では以前も教室をやらせて頂いたんですけど、なんか今回の方はみんなすごく一生懸命で、上達がすごく早いなと感じました」

――広島の印象は?

 高橋 「最近は広島によく来させて頂いて、ちょっと(アイスショー『滑走屋』の)PRをさせてもらったりしたんですけども、ほんとご飯もおいしくてね、街も楽しいところがいっぱいあって、川も多いんで、なんかすごく素敵なところがたくさんあるなと思っています」

 村元 「私もあまり広島は試合とかでしか来られていないので、あまり街並みを見たり、観光とかには行けたりはしていないんですけども、本当においしい食材がたくさんあって、おいしいご飯がありますね。街も素敵ですしね、このリンクもすごく滑りやすいアリーナなんで、いつも広島に来るのは楽しみです」

――3月に広島で開催される「滑走屋」を前に教室ができたことをどう思いますか?

 高橋 「僕はもう今は(拠点が)東京なので、こうやって地方に行くっていうことはこういう機会がないとなかなかない。そういったところでまたスケートを一緒にできるっていうのはすごくうれしいですし、本当に一生懸命やってくれている姿を見ると、何かほっこりしちゃうので、すごくうれしいですね。やっぱりこうやって触れ合う機会をつくって頂けるっていうのはすごく良いことだなと思っていますね」

 村元 「教える楽しさってい…

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この記事を書いた人
坂上武司
ネットワーク報道本部|大阪駐在・関西担当
専門・関心分野
フィギュアスケートやアイスホッケーなどの氷上競技。音楽や映画