「舌読」の歌人、祖国で眠る ハンセン病、失明し指使えずとも 在日コリアン、両親の墓のそばへ

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 点字が連なる本に男性が顔を近づけると、おもむろに舌先で触れていった――。「舌読(ぜつどく)」で知られる歌人金夏日(キムハイル)さんが96歳で亡くなり、昨年秋に遺骨が群馬県草津町からふるさとの韓国へと旅立った。来日から80年余。在日コリアンとハンセン病患者としての人生を生き抜き、いま、両親とともに眠…

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