朝日新聞社の3月期決算、2年ぶり営業黒字
朝日新聞社が28日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前年比0・8%増の2691億1600万円、営業損益が57億8100万円の黒字で、前年の4億1900万円の赤字から2年ぶりの黒字に転じた。
昨年5月の新聞購読料の改定のほか、インバウンド需要で好調だった不動産事業が収入を押し上げ、増収となった。新聞用紙代などの原材料費の高騰が続いたが、人件費などの費用の減少もあり、収益が改善。純損益はグループ企業への投資利益などを加え、98億9900万円の黒字となった。
単体でも営業損益が46億9千万円、純損益が55億1千万円の黒字だった。