いいオトナなわけですよ。
確かに、ぼっちどもとお会いしても
ビミョーな距離感が縮めきれてない。
もう3回目だぞ!
キヨハラなていですごむも
どんだけ人見知りなんじゃいってハナシで。
とはいえ、お会いすりゃ
世の社会人なみに
最低限のあいさつはかますわけですよ。
それがニッポン人てもんなわけですよ。
*
とーこーろーが。
さいきん森のくまさんが
ひんぱんなわけですよ。
*
そもそも、おれはぼっち練って
「おんなじ志をもったひとが
たまたまなおんなじ場所にいた
っていうただのイベント」
だとおもってた。わけですよ。
「トレーニングなんてただの名目で
おんなじ場所にいたよってことにこそ
意義があるイベント」
だとおもってた。わけですよ。
祭り。
フェスティバル、あるいは
カーニバル。
*
なもんだから、それぞれ(↓)。
8月の陣馬山。
(コースも何もわかんない)9月の皇居。
でも、みんないるから
ついてきゃ、なんとかなんだろ。
おれの今回の目的は
「とりあえず走っとくこと」。
「30キロ走りたいなぁー。」
おれのタスクは
それに巻き込まれないようにする。
一点だった。
上りボッチとかムキムキぼっちとか
ちゃんとテーマを据えて臨む
エラいひともいるが
おれさまちゃんなんかには、
そんな高え目的意識は、ねえ!
とおもいつつ
そういうことにあこがれても、いた。
*
あまつさえ。前回の皇居ぼっち練。
30kmやる気マンマン
やるっきゃナイトで臨んだ
ゼンラぼっちを引きずり下ろす
トホホな役回りを演じてしまった。
*
ゼンラぼっちは今回、
こんな感じで燃えに燃えて萌えていた。
前回のぼっち練では、ダーハダカな外国人男性に満足して25Kで終了した。
しかーし、今回は30Kやったるで。
今回は仲良しこよしのぼっち練は封印だ。
おれ・オブ・ムダに自意識過剰は
「コレ、明確におれに釘さしてるってことだよね」
と解釈。
「次、足引っ張ったら、disられんぞ」
が、高え目的意識へのあこがれとあいまって
こんなことぬかした。
おれのアシタ。
今回はちょっと
ガチで行かしていただきますよ。
と、ヨコクしとく。
エラッソーに。
ってわけじゃなく、コレつまり
「えへへ、わかってますって」
表明以外の、なにものでもない。
*
名は鯛をあらわす。
そんな格言が漁師のあいだで、
金科玉条のごとくあがめたてまつられてる
わけねえだろ、なサッコン。
「ガチで行く」とほざいたしゅんかん
そのほざきは形をなし
見事に自己催眠へといざなってくれた。
そんなわけで、コウした。
実質、走りこみのはじめ。
まずは完遂を最優先に、松竹梅の竹。
*
カーニバルあるいはフェスティバル
なはずのぼっち練で、
まさかのマジガチボッチ。。。
*
今回は4人でスタート。
清麻呂から坂を上るまで2kmは、
ごあいさつがてら
たまたまそこにいたひとたちと
たまたまいっしょなていで走る。
半蔵門の交叉点から、ガチスタート。
で、上記の感じで推移。
*
きょう知ったんだケド、皇居って
ビミョーに1周5kmないのね。
6周したら30kmに400m弱足りないので
ダウンがてら、帳尻を合わした。
*
再来週、本番レースではないとはいえ
フルマラソンに出る。
圧倒的な練習不足ゆえ
「完走できんのかよ!?」
が、ずっとおれのアタマを支配してた。
「きょう30kmを走りきれたら
とりあえず完走はできそうっておもえる」
わりとそういう悲壮な決意で臨んだ。
なにしろ、自己催眠バリバリだから。
やり終えて
「いちおう、完走はできそうかな」
とおもえた。
*
なんだこの、ダメ日記ブログな感じは。
「できましたー(ヤッホー的な顔文字)」
「よかったでーすっ(はあと)」
わかったよ、うるせえよっていう。
感想文なんなら感想文らしく
何を心がけたからできたのか
どこをがんばってよかったのか
ぐらい言えよコノヤロー
っていう。
*
今回は2人のニューカマーがいらした。
酒乱ボッチ
入れものボッチ
2人とも来週アクアラインマラソン
ということで、軽めにあがっていった。
「ドトール行きてえ!」
って独り言がきこえてきたが
そんなわけで
けっきょく誰も行けてねえんだよ!
*
4周、およそ20km経過したころ
清麻呂のたもとで
先にあがった2人がヒザをすり合わせて
恋の語らいをくり広げていた。
のを、遠めにハッケンした。
半蔵門の交叉点では
あいさつのひとつもすることなく
無言でペースアップしてったので
その非礼をわびようと、歩みよってみた。
ひょっとしたら、
ここにも新たな三角関係が生まれる
かもしれない。
なんてことは、ビタ一文おもわずに。
*
すると
「あれ? 止まっちゃうんですか?
走んなさいって」
と、若林源三みたいなにくまれ口を叩きつつ
このクソ辺境ブログをほめてくれる
酒乱ボッチ。
マイケル・J・フォックス
アランチャ・サンチェス・ビカリオ
みたいにいうと
酒乱・ツンデレ・ぼっち。
*
ジツは20km手前で、おれは葛藤してた。
「5周(25km)でやめちゃおっかなあ」
「でも、30kmやるって言っちゃった手前
カッコつかないなあ」
の、はざまで。
で、前回も抜いた伝家の宝刀
「とりあえずあと1周して考えよう」
をまさに抜かんって、まじめに考えてた。
「逃げをまじめに考えてねえで
まじめに走れやゴルア!」
は、措く。
*
そのきょくめんでの
ツンデレぼっちの世辞。
まったくこのひと、
ドイチェ飲みのときもおもったケド、ソツがねえ。
まして、アルコールが入ってねえから、チョーまともだ。
ツンデレな酒乱ボッチが歯の浮くようなこと言って
アゲてくれなかったらたぶん、6周を完走できなかった。
*
入れものぼっちは入れものぼっちで
ほんとうにひでえひとだ。
*
集合、というか
たまたまそこにいたひとが
なんとなくいっしょに走りだす直前。
どなたかが
「ゼンラぼっちさんとキクチさんは
ブログ上でやたらやり取りしてますよね」
と独りごちた。
おれは
「誰か“あいつらできてんじゃね”
ってツッコんでくれねえかなって
いつもおもってんですけどね」
と、独りごちた。
*
ゼンラぼっちをちらりと見やると。
「スーパーサイヤ人をさらに超えたスーパーサイヤ人」
みたいな勢いで
「苦虫を噛みつぶして、飲み込んで、反すうして、4つの胃で消化したる」
ぐらいの、スーパーメーワク人
な表情をしてた。
あっ、調子に乗りすぎちゃったかな。
やべえこと言っちゃったのかな。
おれは、地味に、ちょっと、凹んだ。
*
からの。
こういうひでえ仕打ち。
最近ブログ村でもできてんじゃないかって二人。ナイス・供養。
おれ、成仏、できる。
*
なんかダラダラ、ですな。
「きょうは」
「皇居6周」
「でけたっ」
って3行で済むデキゴトじゃんか。
*
6周を走り終え、
和気清麻呂のたもとで
独りでヒザをすり合わせて休む。
ゼンラぼっちもそんなに間をおかず、帰還するはずだ。
なんとなく大手町のほう見て
ピンクのTシャツを探りつつ、ちょっと休もう。
いやあ。
きょうのおれ、がんばった。
30kmの道程を静か~に振り返り
ジコマンにひたる。。。
*
なんて間もなく、ほんの数秒後。
「ゴオオオオオオオオオッ!」
あたり一帯にとどろく地響きみたいなもの。
たとえていうと
極度に発達したニンゲンのカラダの組織が
弛緩と収縮をくり返したときに
発せられるような音。
カラダの組織、弛緩と収縮。
筋繊維。。。
え? まさかの? やる気スイッチ?
つづく。