富山ライトレール (元)富山港線の終点駅

(2017年12月)
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13時15分、2面2線の富山駅北停留場から「ポートラム」が発車します。後方の富山駅は、私が訪れた時はJRとあいの風とやま鉄道の駅高架化が行われていましたが、現在は鉄道部分の高架化が終わり、工事は大詰めのようです。
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富山ライトレールでは、岩瀬浜-奥田中学校前をJR・富山港線の路線を活用し、奥田中学校前から富山駅北までの併用軌道(1.1km)を新規に建設しています。

富山ライトレール・富山港線の富山駅北停留場-岩瀬浜間7.6kmの終点駅で、停留場は2006(平成18)年の開業。日中は15分に1本の運行。(引用:Wikipedia)
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富山市のLRT導入が報道された時は、とても画期的なニュースでした。LRT(路面電車など)の導入を検討している都市だけでなく、既に導入されている他の都市に対しても、参考となる成功事例だと思います。

≪富山港線≫
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富山駅北を発車したトラムが、北陸電力本店前の最初の直線を加速していきました。
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「オレンジ」はTLR0602のカラーです。富山湾に近い富山市ということで、海の魚で例えると「ナポレオンフィッシュ」に似たようなワイドな前面で、「TLR」は、「Toyama Light Rail」のイニシャルです。
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この車両は「ポートラム」の愛称をもつ「2車体連接低床式路面電車」で、現在は8編成が活躍しています。
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緑色のTLR0605が駅に到着しました。車両の外装は「立山の新雪」をイメージした「白」を基調とし、フロントウインドシールドの下縁部と乗降口の周囲は、7編成の1編成ごとに「虹」にちなんだ7色(赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫)が、増備分の1編成は「都会的」「未来的」を表す「銀色」が配色されています。

≪停留場を眺めて≫
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第三セクターである富山ライトレールは、事業の立ち上げを無事に終えて、沿線の利用客を増やしてきましたが、2020年2月に「富山地方鉄道」へ吸収合併される予定で、経営資源(レールの接続や車両整備、従業員など)が一元化されることが決まっています。

1941(昭和16)年から1943(昭和18)年国有化されるまでの間、富山港線は富山地方鉄道(当時は富山電気鉄道)が経営している時期があり、国有化から77年の時を経て、富山地方鉄道の路線に戻る予定です。