美術

メグミ・オギタ・ギャラリーの吉仲太造を見る

東京銀座のメグミ・オギタ・ギャラリーで「グループ展:Favorites」が開かれている(2月1日まで)。そこに吉仲太造の「非色の絵画」が2点出品されている。(他の作品は、浅野弥衛、重野克明、中村ケンゴ)。 吉仲太造の1点は「不在」と題された50号の作…

TS4312の「恒例ギャラリー入札オークション」を見る

東京四谷三丁目のTS4312で「恒例ギャラリー入札オークション」が開かれている(1月26日まで)。ここの最低入札価格がとても安い。入札だから最低価格で落札できるわけではないが、画廊主の澤登さん曰く、うちはお客さんが少ないからあまり競ることがないの…

ギャラリー椿の「オークション2025」が始まった

東京京橋のギャラリー椿で「オークション2025」が始まった。 オークションは1月17日(金)、18日(土)、19日(日)、20日(月)の4日間。誰でも自由に入札できる。今年は640点という大量の出品点数だ。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラ…

ギャラリーなつかの酒井香奈展を見る

東京京橋のギャラリーなつかとCross View Artsで酒井香奈展「Sign of Color-色の兆し」が開かれている(2月1日まで)。酒井香奈は1969年茨城県生まれ、1992年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業、1994年同大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修…

ギャルリー東京ユマニテbisの奥村浩之展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで奥村浩之展―「風と波」そして奥能登・再生への思い―が開かれている(1月25日まで)。奥村浩之は1963年石川県金沢市生まれ、1986年金沢美術工芸大学美術学部彫刻科を卒業し、1988年同大学大学院修士課程を修了している…

BLUMの奈良美智展を見る

東京原宿のBLUMで奈良美智展「I Draw the Line」が開かれている(1月18日まで)。ギャラリーのホームページより、 大きな木製パネルに描かれ、「CHEER FOR YOU」や「WE ARE OUTLAWS YES!」などのフレーズが書かれた奈良の最近の絵画は、公の場で宣言するプ…

東京都庭園美術館の「そこに光が降りてくる」を見る

東京都庭園美術館で「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」が開かれている(2月16日まで)。副題が「朝香宮邸でつむぐ鉄とガラスの創造」とあり、青木野枝が鉄の彫刻を、三嶋りつ惠がガラスの立体を展示している。ここでは青木野枝を取り上げる。 …

ジャン・クレイ『ジャコメッティとの最後の会話』を読む

ジャン・クレイ、粟津則雄・訳『ジャコメッティとの最後の会話』(球形工房)を読む。本書はもともと『朝日ジャーナル』1966年3月13日号に掲載されたもの。フランス語による初出は1963年、ジャコメッティは1966年1月に亡くなっている。 ジャコメッティは奇…

うしお画廊の淀井彩子展を見る

東京銀座のうしお画廊で淀井彩子展が開かれている(1月18日まで)。淀井彩子は1966年に東京芸術大学美術学部油画科を卒業し、1968年に同大学大学院油画専攻を修了している。その後フランス政府給費留学生としてパリに留学。2011年まで青山学院女子短期大学…

Oギャラリーの与那覇大智展を見る

東京銀座のOギャラリーで与那覇大智展が開かれている(1月12日まで)。与那覇大智は1967年沖縄県生まれ、1990年に沖縄県立芸術大学美術工芸学部を卒業し、1993年筑波大学大学院修士課程芸術研究科を修了している。1996年に茨城県立美術館で初個展、1998年に…

トキ・アートスペースの高橋理加展を見る

東京神宮前のトキ・アートスペースで高橋理加展が開かれている(1月19日まで)。高橋理加は1963 年東京生まれ、多摩美術大学絵画科を卒業している。トキ・アートスペースでの個展は2年ぶりになる。ギャラリーのホームページに高橋のコメントが載っている。…

美術を分かるためにすること

銀座の画廊を回り始めたのは1992年からだった。もう33年前になる。それまで熱心に画廊を見て歩くことはなかった。はじめはわが師山本弘の絵が銀座へ持ってきたらどのランクに評価されるのか自分で確かめたいと思ったからだ。 そのころ読んだ美術の入門書で、…

eitoeikoの木村了子展を見る

東京神楽坂のeitoeikoで木村了子展「神楽坂の愛人の家」が開かれている(1月18日まで)。木村了子についてはギャラリーのホームページより、 1971 京都生まれ。1997 東京藝術大学大学院修士課程壁画専攻修了。美男におわす 埼玉県立近代美術館、島根県立石…

ガルリSOLの石下雅斗個展を見る

東京新富町のガルリSOLで石下雅斗個展「鳩が死んでいる」が開かれている(12月28日まで)。石下は1990年東京生まれ、2011年に東京ビジュアルアーツメイク学科特殊メイク専攻を卒業し、2018年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業し、2020年に同大学大学院美術…

東京藝大の「東京藝術大学大学院美術研究科博士審査展2024」を見る

東京上野の東京藝大で「東京藝術大学大学院美術研究科博士審査展2024」が開かれている(12月23日まで)。正確な会期は、陳列館と正木記念館が12月21日まで、大学美術館本館と大学会館、A&S LAB.が12月23日までとなっている。 印象に残った作品を見た順に紹介…

始弘画廊の嶋村有里子個展を見る

東京南青山の始弘画廊で嶋村有里子個展「流星を射抜く」が開かれている(12月21日まで)。嶋村有里子は1979年静岡県生まれ、2002年日本芸術大学美術学科絵画コースを卒業している。2003年にアートスペース羅針盤で初個展、以来始弘画廊や高輪画廊などで10数…

ギャラリー・ビー・トウキョウの高橋冴個展を見る

東京京橋のギャラリー・ビー・トウキョウで高橋冴個展「貴方 彼方 此方」が開かれている(12月21日まで)。高橋冴は1997年栃木県生まれ、2022年武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を主席卒業、現在同大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース在学中。今回が初個…

練馬区立美術館の野見山暁治展(後期)を見る

東京練馬区の練馬区立美術館で野見山暁治展「野っ原との契約」(後期)が開かれている(12月25日まで)。昨年亡くなった野見山さんの展覧会を練馬区立美術館のコレクションを中心に前期と後期で約80点展示するという。野見山さんは練馬区に住んでいて練馬区…

ギャルリー東京ユマニテの野田裕示展を見る

東京京橋のギャルリー東京ユマニテで野田裕示展「布に宿るものたち」が開かれている。野田は1952年和歌山県生まれ、多摩美術大学を卒業した翌年すでに伝説の南画廊で個展を開いている。その後ギャルリー東京ユマニテで個展を繰り返してきた。2012年には国立…

ギャラリーなつかとCross View Artsのチョン・ダウン展を見る

東京京橋のギャラリーなつかとCross View Artsでチョン・ダウン展「Manifesto for a Bird of Passage(渡り鳥のための宣言)」が開かれている(12月19日まで)。チョンは1989年韓国生まれ、2015年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻を卒業し、2017年…

ギャラリー檜B・Cのシマヅヨウ彫刻展を見る

東京京橋のギャラリー檜B・Cでシマヅヨウ彫刻展「脈の感じ2」が開かれている(12月14日まで)。シマヅヨウは1962年兵庫県生まれ、1986年に武蔵野美術短期大学専攻科を修了している。1986年より個展を続けているという。昨年に続いてギャラリー檜B・Cで個展…

ギャラリー58の「自画像:Reflections」を見る

東京銀座のギャラリー58で「自画像:Reflections」が開かれている(12月27日まで)。ギャラリーのホームページより、 本展では、1960年に結成した伝説の前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」で従来の芸術概念に反旗を翻した赤瀬川原平、…

藍画廊の日比野絵美展を見る

東京銀座の藍画廊で日比野絵美展「New Chapter」が開かれている(12月7日まで)。日比野絵美は1986年神奈川県生まれ、2009年に日本大学芸術学部美術学科版画コースを卒業し、2011年同大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程を修了している。2011年…

コバヤシ画廊の佐藤希展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で佐藤希展「深淵」が開かれている(12月7日まで)。佐藤希は1986年神奈川県生まれ、2011年武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、2013年同大学大学院造形研究科美術専攻日本画コースを修了、2013-2017年武蔵野美術大学日本画学…

ギャラリー川船の「歳末入札展示会」を見る

東京京橋のギャラリー川船で恒例の「歳末入札展示会」が始まった(12月7日まで)。 入札の方式は「二枚札方式」、これは入札カードに希望価格の上値(上限)と下値(下限)の二つの価格を書いて入札するもの。他に入札者のない場合は下値で落札する。上値が…

小川洋子『妊娠カレンダー』を読む

小川洋子『妊娠カレンダー』(文春文庫)を読む。「妊娠カレンダー」「ドミトリイ」「夕暮れの給食室と雨のプール」の3短編が収録されている。ちょっと変わった小説集。『博士の愛した数式』が面白かったので手に取った。『博士~』の面白さには及ばなかっ…

ギャラリー砂翁&トモスの菅野美榮展を見る

東京神宮前のギャラリー砂翁&トモスで菅野美榮展「旅スル種子・アオギリ」が開かれている(12月7日まで)。菅野美榮は群馬県出身、1968年共立女子短期大学を卒業したのち、1971年日本デザインスクールを卒業している。1990年、銀座のギャラリー・オカベで…

ギャラリーなつかの邸嘉文展を見る

東京京橋のギャラリーなつかで邸嘉文展「変塗りと融合する漆造形」が開かれている(11月30日まで)。邸嘉文は1996年中国福建省生まれ、2019年に福建師範大学美術科漆専攻を卒業し、2023年金沢美術工芸大学漆・木工コースを修了、現在同大学工芸領域漆芸分野…

コバヤシ画廊の野沢二郎展を見る

東京銀座のコバヤシ画廊で野沢二郎展「そろそろと、時雨 November Rain」が開かれている(11月30日まで)。野沢二郎は1957年、茨城県生まれ。1982年に筑波大学大学院を修了している。これまで「VOCA展'97」や同年の「バングラデシュ. アジア美術ビエンエーレ…

櫻木画廊の杉原民子展を見る

東京上野桜木の櫻木画廊で杉原民子展が開かれている(12月1日まで)。杉原は佐賀県出身、1998年以来、OギャラリーUP・Sやギャラリーテムズ、Shonandai My ギャラリー、ギャラリートモス、櫻木画廊など多くのギャラリーで個展を開いてきた。昨年と2020年はギ…

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