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【旅行記】韓国ソウルでレトロ建築に出会う旅 1日目―仁川空港脱出大作戦
2024年も終わりが見えてきた頃、ふと韓国行きを思い立った。かの国にはこれまで4度、空路・海路で訪れたことがある。いずれも福岡の対岸・釜山ベースに動いた関係で、首都ソウルとは縁なき旅が続いた。だからこその思い立ちだ。ソウルには日本統治時代のレトロ建築や遺構が、数多く残されている。そのいずれもが歴史的価値の高い物件である一方、台湾のそれに比べたら注目される機会は少ない。ソウル近代化の礎をなした日本人の功...
今回お届けする旧龍頭山神社、すなわち現在の龍頭山公園は韓国南部、釜山広域市の旧市街地にあります。目次1 龍頭山神社の成り立ち2 旧龍頭山神社調査録3 旧龍尾山神社4 総括龍頭山神社のなりたち一般的に朝鮮における神社というのは、1910年の併合以降(特に1930年代以降)に建立されたものが専らです。しかし、龍頭山神社は日本統治以前から存在する由緒ある存在でした。ここからは同神社の歴史について、渡辺巳之次郎『老大国...
今回は韓国南部、釜山広域市にある湯治場「東莱(とうらい)温泉」をめぐっていきます。地下鉄1号線の温泉場駅が最寄り駅になっています。電車を降りて少し歩けば、温泉施設が立ち並ぶ温泉街に行くことができますよ。温泉場駅を出てペデストリアンデッキを進むと、やがてショッピングモールの中に入っていきます。おや、この風景はどこかで見たことがあるような・・・何かに似ているショッピングモールを出てしばらく進むと、見えてき...
東亜大学富民キャンパスのアメリカ製釜山市電(釜山広域市西区)
今回は韓国・釜山広域市西区に保存されている釜山市電をたずねて、東亜大学富民キャンパスにやってきました。地下鉄1号線土城駅から歩いて3分という、比較的利便性の良い場所にあります。地下鉄出口から道を進むと、古びた路面電車が見えてきました。キャンパスの奥に保存されているわけではないので、これなら簡単に見つけられます。電車の横には何やらレリーフが置かれていますね。何でしょうか・・・チョット気になったので近づいて...
韓国南部の都市・釜山は同国屈指の港町にして、日本統治時代には満州への玄関口として栄えていました。朝鮮経営の要所だった釜山には多くの近代建築が建てられ、日本内地に近いことから、日本人の居住も数多くあったようです。それを示すかのように、現在でも旧市街地を中心に日本家屋や古い店舗建築を目にすることができます。今回は南浦洞地区を中心に、日本統治時代の町並みを探してみたいと思います。南浦洞へと向かう前に、ま...
今回お届けする釜山駅は大韓民国南部、釜山広域市の港湾地帯にあります。所属路線は京釜線。目次1 釜山駅の成り立ち2 ガラス張りのターミナル・釜山駅舎3 駅構内・ホーム4 釜山駅で駅撮り―本数は意外にも少ない釜山駅の成り立ち同駅は大韓帝国時代の1908年に開業しました。京釜線の原型にあたる京釜鉄道が、日系資本により建設されて全通した、1905年時点における釜山側のターミナルは、市街地からやや北に離れた草梁駅にあり...