必然
ターム(term)とは何か
本ブログで9日ターム、26日タームなどの言葉が出てきますので、説明します。
ターム(term):一定の波動性向を持った一区切りの時間。波動性向とは、上昇波動、下落波動に加え、保合いも含める。
このように定義して使用しています。
例えば、2007/2/27から2007/3/5は、下落波動5日タームとなります。
ある一定期間は、特定の波動が継続することが多いからです。
これは、機関投資家も含めたマーケット参加者の約95%は、欲望と恐怖という二つの心理状態で参加しているために、自然と造成される波動です。
基本波動は、5日,9日,17日・・となります。
コングロマリット楽天(JQ4755)について
2007/12第一四半期の連結決算が、当期純利益41%減となり、株価は42050円のストップ安まで窓空け急落。
2005/1/31の最高値127000円からは64%減となっている。月足でみると典型的なダブルトップを形成しており、上昇波動回復までは、早くても数年の年月はかかることが予測計算できる。
思えば、プロ野球参入直前の2003年前後までは、実に堅実な経営を続けていた優良企業であり、財務模範企業であった。
しかし、その後、有利子負債が急増し、直近では総資産の42%近くまで占めるようになっている。
コングロマリット楽天の一つ一つ、例えば楽天証券のサービスなどを見れば、そのテクニカル分析ツールは、他の証券会社よりも格段に優れているだけに残念ではある。
楽天の優良遺伝子は、株価の急落とは裏腹に、このような箇所にきちんと活きている。
真面目な努力家であるかの経営者に求められるのは、硬直した思考ではなく、発想の柔軟性であろう。
例えば、既得権益のテレビ業界に参入するというような発想ではなく、法律的に問題がありそうなyoutubeを展開してしまうような、柔軟性である。
面白けりゃいい、法律はあとづけ、既得権益で守られている法律の方がオカシイと思う若々しい発想である。
テレビ業などは社運を傾けてまで求めるほどの収益的魅力は、とうに失せている。
マーケットの名言
はたして偶然というものがあるでしょうか。偶然において必然を感じると申しますが、これこそ人間の叡智ではないでしょうか。
学問とは、偶然と思われる中から、必然を探り出すことではないでしょうか。
一目山人『一目均衡表・完結編』経済変動総研p87
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