古今第一等
日経225先物週足テクニカル分析
「週足」で見た場合
直近の上昇N波動は、2006/12/1から2007/2/23であり、この間13週。13から15は一波動作りやすい時間スパンなので、順当。
(週足はその週の金曜日で、その週を指す)
この上昇波動後の下落波動が、2007/3/2からである。先週で12週となり、対等数値からは今週金曜日5/25で下落波動が一旦完了する。
しかし、この12週間は17800から上へ引くエネルギーが強く、中途半端な保合い的調整波動となっている。
週足スローストキャスティクスも%Dが45%まで下落している。50%を割り込むと引き続き底値圏まで下落する可能性の方が高い。
DMIは方向性指数のADXが2004年の底値ラインまで低下して、方向感が喪失。
2006/6/16週足からの上昇N波動を計算してみる。
V計算値:18230
N計算値:18510
E計算値:19820
つまり、高値18310でV計算値は達成してしまっていて、N計算値もはぼ達成しているので、2007/3/2週からの下げは理論計算通りの値動きではある。
週足で見るとディストリビューション(天井圏の揉み合い)であり、直近の高値を抜けていないので、データ確率からは急落が想定される。
以上、総合的に、18310の更に高値を取りに行く上昇波動に復帰するためには、近週中に16520円以下まで下落する可能性が一番高いと言える。
マーケットの名言
世間第一等の人物になろうとすることは、その志は小さくはないが、それでも私は小さいと思っている。人は多数おるが、その数には限りがある。第一等の人になろうとすることは、おそらく達成し難いことではない。しかし過去において、すでに死亡した人の如きは、今より幾万倍もある。その中に、聖人・賢人・英雄・豪傑が数え切れないほどいる。自分のなした事を古人と比べて見ると、とても比べものにならない。これは誠に恥ずかしいことである。そこで志のある人は、古今第一等の人物たるべく、自ら決心すべきである。
佐藤一斎『言志四録』講談社p95
(解説)
一斎は江戸後期の碩学。その書は浩然の気に満ちている。
現在の世界で第一人者になるなどとは、小さい志だ。歴史上最高の人物になる決意をしろと、実にスケールの大きな事を言う。
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