セシルの女王 みんなのレビュー
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セシルの女王 3 (ビッグコミックス)
2023/02/03 00:04
歴史が動く。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
囚われのフィッシャー司教を救うため、一行はかのロンドン塔へ。
フィッシャー司教が己の信念にかけ、出した答えは...
クロムウェルに送り込まれるレン。
クロムウェルがウィリアムたちと共に、彼を送り込んだ理由。
レンはどの様な答えを出したのか。
その後、キャサリン妃の逝去とアン・ブーリン妃の懐妊が同時期に。
メアリは逆上し、己を更に追い込むことに。
エリザベスは成長し、レンをお供に動き回るが、然程の活躍は...と思ったら、とんでもない結果に繋がる行動に。
穿った見方をするならば...いやいや、それはない、か? まさかな。
過信する者と図に乗る者と。
それがアン・ブーリン妃の先行きに影を落とす。
過信する者、いや、そう振る舞わざるを得ない者と言った方が正しいのか。
忖度が裏目に出て、危機的状態に。
更に図に乗った者は、先も考えずに次々失策を繰り出し、その末路は。
欲をかいて図に乗るとろくなことがないと言う事かと。
ジェーン・シーモア。
嫌な面を見せてきたが、彼女もアン・ブーリン妃と同じであり、高潔ではないにしても、同じものを抱える人間だった、と言う事かな。
その後の色々な行動を見ても。
そして、確か史実では後に妻となる妹メアリは、決意を新たにウィリアムに。
良い娘だ。 元気で可愛らしく、己を冷静に見つめることが出来ている。
悩めるヘンリー8世は、怪我、重圧からか妄想に振り回され、更に苛烈に。
でも、ジェーンからすれば、その孤独と重圧が何となく理解出来るのかな。
そろそろ一区切りつきそうな流れ。
ここからエリザベス女王誕生にはまだまだ掛かるのでしょう。
歴史を知る上で、なかなか良い作品かと。
どこまでが真実か、と言う点はありますが。
ウィリアムには人生の師が多くいたのかなと。
クロムウェル、フィッシャー、日和見に見えた父、そして、義兄とその友人など。
クロムウェル、冷徹に見えて、実は情が深いのかな。
セシルの女王 2 (ビッグコミックス)
2023/02/01 23:49
豪胆な女王。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
誕生した後のエリザベス女王。
赤子の頃から貫禄十分。
この状態からあの美形に成長するのか?
圧が凄い。 更に剛胆すぎる様な。
セシル父は家のため、息子ウィリアム自身のため、ウィリアムを家に更迭。
アン・ブーリンとエリザベスを守りたいウィリアムは抵抗するが、クロムウェルにより切っ掛けを与えられ...
アン・ブーリンもウィリアムを想い、敢えての。
そして、エリザベスを守るため必死の戦いを続ける。 ウィリアムの帰還を待ちながら。
キャサリンの娘メアリにも試練の時が。
身内の抗争がえげつないな。 これはツラい。
ウィリアムのお付きラルフに訪れるのは、希望への鍵か、それとも。
宗教を信じ過ぎることで、固執が生まれてしまうのはどうなのか。
始まるウィリアムのケンブリッジ生活。
ケンブリッジのフェロー、ジョン・チークの妹、奔放そうなカントリー美人のメアリ嬢がストーリーに華を添えつつ、ケンブリッジ生活は進むが、ヘンリー8世とクロムウェルの手はそこにも伸び...
アン・ブーリンを起点として始まった様に見える、プロテスタントの台頭とカトリックからの独立。
宗教と国家。
イングランドは独立した宗教を得、国家としても独自の道を歩み出す。
翻弄されるのは庶民だけではない。
しかし、一番割りを食うのは庶民。
ウィリアムは切っ掛けを与えられ続け、悩みながら進む。
良くまとまっており、分かりやすい。
ストーリーの進行速度もスピーディーで良い。
飽きさせずに次の展開へと繋げるテンポがなかなか。
さて、次巻は?
セシルの女王 1 (ビッグコミックス)
2022/07/15 22:29
序章
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻まるまる序章に当てて、巻末でこれからの物語への期待感がピークに達するのめちゃめちゃ気持ちいい
セシルの女王 1 (ビッグコミックス)
2022/04/04 21:23
緻密です。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
服装や調度品、宮殿内などがしっかり描かれていて16世紀イングランドを堪能できる。
歴史ものが好きな人にはもちろん、歴史ジャンルにまだ触れたことのない人にも読みやすい絵柄でおすすめです。
(多分)史実ベースのストーリーも面白いです。
続きが楽しみです。
巻末のオマケにあった、概念を主人公にした漫画じゃなくてよかった。本当に良かった。
フルスイングした担当氏に拍手ですね。
2024/09/01 08:46
王妃の役割
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵がしっかりとしていてストーリー構成や時代考証にも隙がない。堂々とした歴史マンガである。主人公のセシルはどちらかと言えばこの巻では狂言周り的な役割で、主役は国王ヘンリー8世であり王妃アン・ブーリンである。この当時も現代の日本でも王妃の基本的役割は、動物のメスの基本機能「男の子を生む」にあるのだなあ ということを実感させられた。
セシルの女王 6 (ビッグコミックス)
2024/04/08 18:23
王妃
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
数々の王妃たちのすげ替えを見つめ続ける主人公たち。言葉を交わし、思いを知り抗えない権力の渦の中で懸命にもがく王妃たちの悲哀が印象的です。
セシルの女王 6 (ビッグコミックス)
2024/03/30 22:15
喜びと悲しみと。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
処刑される5人目の王妃キャサリン・ハワード。
彼女は最期まで...
その処刑を見届けるエリザベスは何を思うのか。
セシルにも一つの出来事が。
身籠る妻メアリ。
迫る出産の時。 しかし、勘当されたセシルは懐具合がよろしくなく、更に最後に待っていたのは。
悲しみを抱えつつ、エリザベスを王位に就けるべく、動き始めるセシル。
ヘンリー8世は甥の態度に立腹し、スコットランドに戦争を仕掛ける。
命じられたのは、野望の果てに失脚したあの男で。
裏で糸を引くのは...
王妃の侍女頭だったキャサリン・パー。
王女の処刑により、宮廷から下がり、夫の元へ戻ることにするが、あの男が彼女に対して心を揺さぶる行動に。
彼女も満更ではない?
一旦は中央を離れる彼女だったが、この後の展開、彼女が全ての鍵を握っている?
また、ゴタゴタしそうな感じなのは気のせいか。
聡明で懐の深い彼女が王室をどう変えていくのか。
自分の甥を王座に就けるべく、暗躍するハートフォード伯。 セシルはエリザベスの王位継承権復権のため、ハートフォード伯への対抗策を練る。
その一手が王室に及ぼす影響に、ハートフォード伯は。
今回も色々とあった。
史実とは言え、ドラマだなと。
オマケ漫画では退場したあの人たちが。
どの面下げて、は全ての元凶のあの?
しかし、気の休まる暇のない世界だなと。
セシルの女王 5 (ビッグコミックス)
2023/12/16 10:16
面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な王妃たちの最期を見届けてきたセシル。4番目の妃・アンは周囲から変わり者だと批評されますが、彼女の王妃を退くための手腕が鮮やかでした。史実が分かりやすくかみ砕かれているので読みやすかったです。
セシルの女王 5 (ビッグコミックス)
2023/11/21 19:27
猜疑心はどこまでも
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
王の猜疑心はとどまることを知らず周りを振り回し放題。
王室内でも騙しあい、足の引っ張り合いなど陰謀ドロドロ。
その中に主人公のセシルも足を踏み入れていきどう立ち回るのか、
エリザベスも巻き込まれてしまうのか、史実を基に創作を織り交ぜ王室の闇を暴き出す
そんな感じの漫画です。
2023/07/30 13:17
命運を分けたもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
クロムウェル卿も我慢の限界だったんだな...。
この時代、ヘンリーの不況を買うだけで死刑になるの怖すぎるなと、本人の罪以外のことで政略の駆け引きで殺されてしまうのが恐ろしい。
クロムウェル卿とセシルの命運を分けた対比が見事でした。
2023/07/30 13:15
激動
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
当人の意志や思いをそっちのけ、いやむしろ蔑ろにされ続け繰り広げられる思惑に、事態は坂道を転がり続ける雪玉が次第に大きくなって次第にはコントロールがつかなくなり、最後には砕けるが如く...激動の第3巻!
セシルの行動に注目せざるを得ません。
2023/07/30 13:13
宗教の派生がわかりやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
カトリックとプロテスタントの歴史背景がとてもわかりやすかったです。
世界史の勉強になると思います。
いつの時代も政治と宗教は切っても切れない関係なんだなとも思ってしまいますね。
2023/06/30 23:59
歴史好きと女性が活躍する漫画が見たい人は必見
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵柄見たことあるなと思ったら、『あさひなぐ』のこざき亜衣先生でしたか...!
いやはや驚きました、女子武道青春モノのお次は歴史準拠で展開される16世紀イギリス王室の物語!!!
監修の先生はいらっしゃれど、時代に即した調度品や服装などの描き込みを含めた読み応えのあるストーリー展開と共にお見事ですとしか。
骨太な漫画に間違いなさそうな期待大の作品です!!
今回はセシルという腹心の男の子視点の主人公でしたが、あさひなぐからの先生の描く女性像、「女の強さ」の根底にある部分は通じるものが最大限発揮されているようにも思えます。
セシルの女王 4 (ビッグコミックス)
2023/06/04 21:51
16世紀のイングランド王室の闇を垣間見るマンガ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クリッパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
渦巻いてますよ、闇が。
その闇に翻弄されるもの、必死に足掻くもの、いろんなドラマがあって面白いです。
セシルの女王 3 (ビッグコミックス)
2023/04/16 20:15
アン・ブーリンの運命は
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライガー - この投稿者のレビュー一覧を見る
王子を産まねば、という重圧の中待望の懐妊を迎えるアン。一方ヘンリー8世は槍試合で落馬し、意識不明状態に。誰もが死を危ぶみ、あるいは期待しつつ確信したが九死に一生を得る。しかし妄想と妄想がエスカレートし、行動は一層苛烈になる。
その騒動の中、アンは流産。
盲ねんに憑りつかれ、シーモア派に唆されたヘンリーはブーリン一派を排斥し、アンの不貞を疑い淫婦の烙印を押し、罪人としてロンドン塔へ送り込む。
淫蕩・悪女のレッテルで語られ続けたアン・ブーリンの印象がガラッと変わる作品です。
それにしてもヘンリー8世はマジでしぶとい!