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みんな大好きベルギーのスパは距離や線形こそ変わりませんが、ランオフエリアのグラベル化やスタンドを新たに設けてF1を迎え入れています。ファンやドライバーもココでの開催を多く望んでおり、表面的にはWin-Win。でもこの空模様に表れているかように現実はそう甘くない。せっかく手を加えたのですから、もう少しやらせろと、オー・ルージュ〜ラディオン間のペイントが煌々と主張しています。皆さんもよくご存知の通り、シーズン後半戦最初のココでは各チームで多くの交換ペナルティがあるため、見かけの順位と決勝のスターティンググリッドに違いが出てしまいます。

《Q1》
今回はグリッド降格者が多いですからね。予選の各セッションをどう臨むのか。チームメイトの力になり、またライバルの邪魔ができるのかの駆け引きなど複雑化してきます。
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スターティンググリッドではひとまずレッドブルとフェラーリの一台ずつが前から消える。チャンス!メルセデスはハミルトン、ラッセルの順で走り、ラッセルが1分46秒269でハミルトンの前に立つ。
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気になる「真の」ポールポジション争いの渦中にいるペレスはラッセルを大きく引き離す1分45秒377でメルセデスとの格の違いを見せつけています。今回はレッドブルよりフェラーリかなと予想していましたが、レッドブルもかなり仕上がっていますね。ただ、レッドブルが速過ぎるというよりかは、メルセデスが思ったほど速くない、という表現になりそう。
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フェラーリ勢はルクレールが先行し、ペレスには0.2秒足らず。サインツは逆に0.3秒削ってきました。ルクレールにはグリッド降格ペナルティがあり、頑張っても下がってしまいますが、それ以上にいつもの切れ味が足りない感じ。
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ルクレール同様にこの予選が何位でも後方スタートが決まっているフェルスタッペンは唯一の1分44秒台中盤に入れてきました。今日はママも来ているし、いつも以上に仕上がっています。
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金曜のフリー走行で珍しく好位置につけたアストンマーティンのストロールは暫定16番手。どうした?!miyabikunは上位予想してしまったぞ。頑張っておくれ!
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おお周くん来た!7番手。ボッタス先輩は後方に下がるから、その分も頑張らないと!
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こちらのアジアンはシケイン手前でオーバースピード。このアタックはノータイムとなり19番手フィニッシュです。
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こちらもアジア勢、ウィリアムズのアルボンは6番手!すごい!降格者をもしのぐいい順位でQ1突破は確実となります。
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Q1は0.002秒足らずのベッテル、ビリではないラティフィ、アニキどうしたマグヌッセン、ノンペナ最下位の角田と「計画的?」最下位のボッタスが脱落しています。角田くん、事実上の「F1初スパ」かもしれないけど、ガスリーを超えなくともくっついていけないようでは来シーズンのシートは危ないぞ。

《Q2》
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初めにアタックに入ったのはハミルトンでした。今回はスリップストリームの効果があまり無さそうな車間で後ろからさらに速いペースのラッセルとさらにさらにさらに速いペースでフェルスタッペンが忍び寄る。
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ハミルトンはまたもやラッセルに惜敗。フェルスタッペンはそのラッセルを1.5秒以上ちぎる 1分44秒723でラップしています。今日のフェルスタッペンは頭一つ抜け出てしまっているな。さすがのサインツも2番手ながら0.7秒も離され、
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サインツとの間にはペレスがフェルスタッペンに近しいタイムで割って入っています。今回の予選はフェラーリよりもレッドブルっぽいな。
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アルピーヌはオコンのペナルティ降格が決まっています。が、順位は今のところオコンが上。残り時間から考えると、アロンソ様をもう少し持ち上げておかないと全く意味の無い予選になってしまいます。
アルピーヌはセクター1で行うんですね。ケメルで引っ張って
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出口手前で避ける。よかったー避けてくれて(笑)
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ルクレールとノリスはかわすも、オコンはかわせず。アルピーヌはどうしてもアロンソの頑張りが目立ちますが、オコンも速いんですよね、
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おーQ1に引き続き、アルボンが10番手通過!Q3で仮に下位でも、グリッドはいい位置に浮上できそうだ!
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今のところ来シーズンの行き先不透明なマクラーレンのリカルドをはじめ、1人で戦うガスリー、周、ストロール、シューマッハが脱落。ストロールは何だかんだでいつもと似たような位置。
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グリッド降格が決まったノリスが通過し、降格の無いリカルドが脱落。。やっぱりこういうところなんだよな、差は。離脱は残念だけど、色んな意味でマクラーレンから離れて、別チームや新天地で再起した方が早そうだ。

《Q3》
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アルボンは張り切って一番初めにトラックイン。このアングルだと、鋭角ターン1の新設グラベルエリアがよく見えます。元々ココは市街地区間と専用区間の合流点の名残で長らくターマックだったんですよね。昔マンセルやライコネンがこのランオフエリアでジャンプアップしたものです。今シーズンからその裏技は使用禁止に。
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レッドブルはペレスが前でフェルスタッペンが後ろを走行しています。フェルスタッペンを使ってペレスを引っ張る気はないようですね。まあレッドブルはこの区間速いからあまり効果的でないか。
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ペレスは1分44秒462でこの日一番のラップタイムをマーク。
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フェルスタッペンは1分43秒台中盤?!とんでもない速さだな。1番グリッドにはならないけど、ポールポジションは確定しそう。
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ルクレールが何やら無線でごちゃごちゃやっていますが、サインツはひとまずペレスは上回り決勝1番グリッドにツバを付ける。
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フェルスタッペン同様にQ3の順位によらないルクレールは貴重な新品のソフトタイヤの「皮剥き」を行う迷アタックでサインツやペレスにも及ばない4番手。ルクレールも本調子でなさそうですが、チーム采配はいつも通りの調子。
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残り2分でフェルスタッペンはマシンを降りる。ポールは確実、ペレスを手伝う様子は無し。
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フェルスタッペンにはちょっと届かないでしょうが、ペレスの前を確実にしておきたいサインツも前にはルクレールの姿が無く、自力で獲れということか。
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ターン1を回ると、前にマシンが一台。ルクレールはココで登場か。スパのピットアウトレーンは独特ですから突然の登場に驚かされます。
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頼むよルクレール、引きつけるだけ引きつけて、サインツの前の壁を切り裂いておくれ!
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ぬわ、サインツは砂煙を上げる。姿が見えないと嫌な予感がよぎります。
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全セクター更新も無く、タイムもガタガタやん。決勝は1番グリッドからだけど、予選の主役は完全にフェルスタッペンのものに。ダメだこりゃ。
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《予選結果》
P.P.フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分43秒665
 2.サインツ    (フェラーリ・F)  1分44秒297
 3.ペレス     (レッドブル・RBH)1分44秒462

オランダGP無き時代はベルギーがフェルスタッペンの母国扱いでしたね。ママのいる前で超速ラップを決め、2位以下に大差付ける完璧なポールポジションを獲得。決勝はサインツ、ペレスがフロントロウに座ります。セカンドロウはアロンソ、ハミルトンのベテランチャンピオンコンビ、サードロウはウィリアムズで飛躍をしてきたラッセルとアルボンが占めます。

《先日の予選予想との答え合わせ》
正解者は10番手ノリス、12番手ガスリーの2人。仕方無いっちゃ甘え発言になりますが、普段でもなかなか当たらないのに、7人も降格になれば当たりっこない!(笑)
それにしても、ストロールの金曜フリー走行はなんだったんだ。。あとやっぱりmiyabikunは角田くんの予想に適していません。本意ではないけど、毎回最後尾予想にすれば、結果は上がるだけになるか?!(笑)

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)が0.6秒落ち
 レッドブル(ペレス)は0.8秒落ち
 アルピーヌ(オコン)が1.5秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)は1.8秒落ち※
 マクラーレン(ノリス)が1.9秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は2.0秒落ち※
 アルファタウリ(ガスリー)が2.2秒落ち※
 アルファロメオ(周)は2.4秒落ち※
 アストンマーティン(ストロール)が2.6秒落ち※
 ハース(シューマッハ)は2.7秒落ち※
 ※は最速タイム(Q1,Q2)から算出

フェルスタッペンが一人異次元でしたね。グリッド降格しちゃうけど、本気出せばこのくらいはイケるんだからね、と。このタイムで1番グリッドから出発されていたらどんなレースになってしまうのか、恐ろしい。。グリッド降格でちょうど釣り合うかもしれません。
ウィリアムズで健闘したアルボンの最速は実はQ3やQ2でも無く、Q1の1分45秒672でした。もしそのタイムでQ3を走破できれば、8位のラッセルを上回り、決勝は5番グリッドに値しました。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ
 アルボン(ウィリアムズ・ M)

超速ラップを披露してくれたフェルスタッペンよりも、miyabikunの視線は完全にアルボンに向いていました。今回のドライバー・オブ・ザ・デイはアルボンの一択です。アルボンはこれまで予選よりもどちらかというと決勝で粘り強く戦い入賞する走りをみせてきました。今回は上位中団で多数のグリッド降格者が出ましたので、下位としては絶好のチャンスです。皆がそこを狙う中、アルボンはQ1からチームメイトを大きく引き離すラップタイムで上位に残り、Q3進出を果たしました。Q3では9番手に終わりますが、同じパワーユニットを搭載するマクラーレンを凌駕。上位3人が繰り下がるため、三列目の6番グリッドからスタートすることができます。比較的追い抜きし易いレイアウトに加え、決勝のレースペースに不安はありますが、ウィリアムズのエースとして着実にキャリアを積めているのは喜ばしい話題です。少数精鋭のアジア勢を引っ張っています。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

該当無しとはしましたが、期待していたメルセデス勢が思いの外台頭しませんでした。ポーポシングはだいぶ減ったものの、やはり気温が低いとタイヤが上手く機能しないのでしょうか。フェラーリのルクレールに対する「貴重な新品ソフトタイヤの皮剥き」も謎ですし(謎というか、戦略や意図など全く無く、素で単に誤っただけか)ドライバーでは角田くんもちょっとガッカリでした。確かにF1でのスパは不慣れかもしれませんが、もうあまり遊んでいる余裕はないんだけどなぁ。チームやマシンは違えど、アルボンや周といったアジア勢の中でみても正直劣勢。また、マグヌッセンも今回はチャンスなのにもったいない。降格ありきのシューマッハがあのラップで走れているなら、せめてそれは上回っていてほしかったです。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 サインツ    (フェラーリ・F)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・RBH) 
 3 ペレス     (レッドブル・RBH)

理想と現実を絡めて予想してみました。スパは他のサーキットに比べるとパッシングポイントがあるため、下位からの上位フィニッシュは可能です。優勝争いかつ、下位から間違い無く浮上してくるフェルスタッペンとルクレールが気になります。トップは一抹の不安はありつつもサインツが逃げ切ってくれると「思いたい」です。またペレスも立場的にはサインツと勝負していますから、是が非でも優勝は狙っているはずです。しかしペレスにとっていいことなのか悪いことか、フェルスタッペンがハイペースで表彰台圏内までリカバーしてくることは簡単に想像できます。ペレスの後ろに接近すれば「指示」が下るでしょう。あと問題となってくるルクレールの方は当然浮上はしてくるものの、予選をみる限り「いつもの自信」があまり感じられません。前方に立ちはだかるメルセデスやアロンソに到達するのが精一杯かなと読んでいます。欲を言えばチャンピオン争いは昨年のように最終戦まで「クリーンなまま」続いてほしいですし、せめて日本GP開催までは生き残ってほしい。ただこの予選のフェルスタッペンの走り、フェラーリの戦略(選択)をみていると、そう長続きはしないであろうという予想がみえてしまいました。

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あ、何だー来てるんじゃん!地元だし走ってくれればいいのに。久々にみたけど相変わらずハンサムだ。

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