未完の大器・ロッテ佐々木朗希が見せた躍進と来季への課題
毎日新聞
2022/12/13 16:30(最終更新 12/14 20:32)
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4月にプロ野球史上28年ぶりとなる完全試合を最年少で達成したロッテの佐々木朗希投手(21)。プロ3年目で初めてほぼシーズンを通して投げきった今季は大きな飛躍と、「未完の大器」だからこその課題を残したシーズンでもあった。
3月の開幕後に自己最速164キロをマークし、完全試合の偉業を成し遂げた4月10日のオリックス戦では13者連続奪三振のプロ野球新記録、1試合19奪三振のタイ記録も樹立した。同17日の日本ハム戦も「8回完全」で降板し、17イニング連続パーフェクトという快投で大きな注目を浴びた。前半戦は着実に勝利を重ね、3~4月の月間MVPにも選ばれた。
一方で後半戦は疲労の色を隠せず、平均球速も落ちた。疲れやマメなどで登録抹消されて登板間隔が空くこともあり、最終的には20試合に登板して9勝4敗、防御率2・02。129回3分の1を投げ、規定投球回到達まであと13回3分の2だった。
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