特集

広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

特集一覧

仮面ライダーが教えてくれた平和の大切さ 式典で子ども代表の誓い

「仮面ライダー」の漫画を読む米広朋留さん=広島市佐伯区で2023年8月3日午後7時42分、岩本一希撮影
「仮面ライダー」の漫画を読む米広朋留さん=広島市佐伯区で2023年8月3日午後7時42分、岩本一希撮影

 大切なことは仮面ライダーが教えてくれた。6日の平和記念式典で、こども代表として「平和への誓い」を読み上げた広島市立五日市東小6年の米広朋留(よねひろともる)さん(11)は、仮面ライダーから平和の大切さを感じ取ってきた。

 米広さんは父紀一さん(50)の影響もあり、仮面ライダーの大ファンで、漫画本がヨレヨレになるまで読み返してきた。「仮面ライダーは完璧な正義じゃなくて、敵から作られた改造人間。絶対的な正義が悪を倒すというストーリーではないところが好き」と話す。

 特に印象深い話は「仮面の世界」。広島原爆の被爆者である両親を持ち、白血病を患う少年を、仮面ライダーが医者を連れてきて助けようとする。少年が亡くなって、謝る仮面ライダーに、少年の姉は「ざんねんなのは、あたしたち人類が科学という『文明の武器』で戦うあいてをまちがっているってことが……わかったことです!」と訴える。

この記事は有料記事です。

残り242文字(全文629文字)

【時系列で見る】

関連記事

あわせて読みたい

この記事の特集・連載

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月
  翻译: