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自民パーティー券事件

自民党の派閥が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少記載したとして刑事告発されました。

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自民派閥の裏金事件 首相は「初心」に立ち返れ=小田中大(政治部)

自民党の政治刷新本部の初会合に臨む岸田文雄首相(右から2人目)。左から2人目は最高顧問の菅義偉前首相=東京都千代田区の同党本部で2024年1月11日、竹内幹撮影
自民党の政治刷新本部の初会合に臨む岸田文雄首相(右から2人目)。左から2人目は最高顧問の菅義偉前首相=東京都千代田区の同党本部で2024年1月11日、竹内幹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、岸田文雄首相は政治改革を議論する政治刷新本部を党内に設置し、自ら本部長に就いた。11日の初会合で政治改革への決意を表明した際、党のガバナンス(統治)改革を訴えて勝利した2021年総裁選に言及した。国民の信頼回復に向け「原点」に立ち戻って政治改革に取り組むという。だが、首相の対応を見ていると、総裁選の時の「初心」が置き去りにされているように思えてならない。

 「『政治とカネ』の問題に関し、『離党決着』その後は関係ないとの従来の対応について、国民の目は厳しさを増している」「離党前後に関わらず、説明責任の履行を求めるなど、公認した政党としての責任を果たす姿勢を持つべきだ」

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