坂本花織　「シカゴはチャンピオンに向いてる曲と…」　GP一夜明け

　カナダ東部のハリファクスで開催されたフィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第2戦スケートカナダ女子で優勝し、GP通算7勝目を挙げた世界女王の坂本花織選手（シスメックス）がフリーから一夜明けた27日、現地で取材に応じた。自らの演技を改めて振り返り悔しさを口にするとともに、新プログラムのフリーを滑る難しさ、また完成が夏までずれ込んだ理由も明らかにした。談話は次の通り。【ハリファクス倉沢仁志】

「優勝、やった！」じゃない

　＜一夜明けましたが、悔しさをあらわにしていた前日から心境に変化はありませんか＞

　うん、変わらずという感じで。GPでこんなめっちゃ悔しいって思ったの、2シーズン前のファイナル（トリノ）以来かなと。

　＜国際大会のフリーで2回転倒は記憶にありますか＞

　いや、ない。なんか（ジャンプの）抜けとかは多分あるんですけど、こける（転倒）の2回は多分めったにないかなと。

　やっぱり昨日も言ったみたいに、（ミスの無い演技は）2日に1回できるようになったけど、逆を言えば2日に1回できない。こうやって試合が連日あるっていうことは、2日に1回（の成功率の状態で）やっている場合じゃないっていうのもあるし。（次戦の）NHK杯も連日なので、やっぱり（残り）1週間で「今回よりかはまだ良かったね」って言えるぐらいにはしたいなと思っている。どんどんハイペースで仕上げていかないといけないというのは、すごくありました。

　＜初めて振付師のマリーフランス・デュブリュイルさんから候補として今回の曲を聞かされたときの心境は＞

　最初は何曲か合わせるのかなって思っていたんですよ。…