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戦後80年

日本の終戦から、2025年で80年。「戦後80年」を考えるニュースをまとめました。

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平和かみしめ歩む 大学生11人ら、園児疎開の道体験 桶川駅~蓮田・妙楽寺6キロ /埼玉

妙楽寺に疎開する保母や園児がたどった道を歩いて体験する大学生ら=上尾市上で2024年12月14日、萩原佳孝撮影
妙楽寺に疎開する保母や園児がたどった道を歩いて体験する大学生ら=上尾市上で2024年12月14日、萩原佳孝撮影

 1944年11月、蓮田市高虫の妙楽寺に「疎開保育園」が開設されてから80年となったのを受け、同寺で平和の大切さを考える集いが開かれた。集いには保育士を目指す大学生も参加。3歳から6歳の幼い園児53人を連れて、最寄りの桶川駅(桶川市)から妙楽寺まで約6キロを歩いた当時の保母らの苦労を知ろうと、同じ道のりを歩いてたどった。【萩原佳孝】

 太平洋戦争末期、激しさを増す空襲から子どもたちを守るため、東京の二つの保育園がつてを頼って同寺に集団疎開した。当時、未就学児の集団疎開は前例がなかった。保母らは終戦後、全員が家族らに引き取られるまで約1年間、園児を守り続けた。この実話をもとに2019年公開の映画「あの日のオルガン」が作られた。

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