荻野公一

大谷翔平、DeNA下克上…　5分で振り返る2024年スポーツ界

　2024年のスポーツ界は、世界レベルでの活躍に沸いた。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は史上初の「50―50（50本塁打、50盗塁）」を達成。新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めて「完全な形」で開催されたパリ・オリンピック・パラリンピックは、名言が残せないほどのプレーで人々を魅了した。　◇MLB

「多様性は分かるが…」苦渋の決定　高校駅伝留学生区間制限／上

　全国高校駅伝（22日・京都）は今回からルールが変わる。外国人留学生の起用が男女とも最短距離の3キロ区間のみに制限されることになった。判断の背景に何があったのか。　ルール変更を決断したのは、大会実行委員会。全国高校体育連盟や毎日新聞社、日本陸上競技連盟などの関係者で構成する。　ある委員は、留学生のル

全国高校駅伝　過去大会で活躍した主な留学生の選手たち

「サッカー代表のいとこ」から「日本記録保持者」久保凜が臨む都大路

　今夏、女子800メートル日本記録を19年ぶりに更新した東大阪大敬愛の久保凜選手（2年）が自身初の全国高校駅伝に臨む。　中学時代に全日本中学校選手権の800メートルを制し、高校1年の時に全国高校総体の800メートルで優勝した実力者だ。しかし、昨年まではサッカー日本代表の久保建英選手（レアル・ソシエダ

サイドとアンダーの間から　三菱重工East長島が救援　日本選手権

　◇第49回社会人野球日本選手権2回戦（6日・京セラドーム大阪）　◇○三菱重工East9―1JR九州●　サイドスローよりは腕の位置が低く、アンダースローよりは高い。独特の位置からリリースされるボールで相手を当惑させた。三菱重工Eastの3番手右腕・長島彰が六回から2イニングを投げ、5者連続三振と左飛

ここ一番で「自分のベスト」出す勝負強さ　試合作ったDeNA大貫

　◇DeNA―ソフトバンク（3日・横浜スタジアム）　突出した球があるわけではない。丁寧に投げ込み、4回2失点でリードを守り、降板した。2連敗からの3勝で日本一へ王手をかけた先発マウンドで、DeNAの大貫晋一が持ち味を出した。　さまざまな球を時には四隅に、時には大胆に、時には打ち気を逆手に取って投じた

クラシックを聴いて心整えマウンドへ　DeNAで先発のジャクソン

　◇ソフトバンク―DeNA（31日・みずほペイペイドーム）　誓い通り、長いイニングを投げた。DeNAの先発・ジャクソンが中4日での登板をものともせず、7回無失点の好投を見せた。ポストシーズンの全てのステージで先発した頼れる存在だ。その裏に、マウンドに臨む上でシーズン途中に始めたというルーティンは、こ

DeNA・桑原「今の雰囲気では勝てない」と喝　自ら勝ち越し本塁打

　◇ソフトバンク―DeNA（29日・みずほペイペイドーム）　チームに活を入れた選手が、言葉だけでなく自らの姿で引っ張った。1番打者として一回に二塁打で先制の足がかりを作ると、五回は勝ち越しのソロ本塁打を放った。　小力を見せた。1―1の五回、先頭打者として打席に入ると、1ボールから甘いカットボールを強

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「右脚で押す感覚なかった」　阪神・湯浅が明かす投手を襲う難病

　プロ野球は26日から、日本シリーズが始まる。昨年、日本一を決める大舞台で好救援を見せながら、今は難病と闘う投手がいる。阪神の湯浅京己投手（25）だ。「同じような症状で悩んでいる人たちの手助けに少しでもなればいいな」と自らの病について語った。＜関連記事＞黄色靱帯骨化症　専門家が解説写真特集・湯浅選手

阪神・湯浅も闘う黄色靱帯骨化症　専門家「悪化すれば歩行困難も」

　プロ野球で「黄色靱帯（じんたい）骨化症」という国指定の難病を患う選手が相次いでいる。8月にも2023年ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）優勝メンバーで阪神の湯浅京己投手（25）が手術を受けた。施術経験が豊富な福島県立医大・スポーツ医学講座の加藤欽志特任教授に、この病気や注意すべき点につい

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「右脚で押す感覚なかった」　阪神・湯浅が明かす投手を襲う難病

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尾鷲の野球少年3人がプロで再会へ　日本生命・石伊がドラフト指名

　リアス式海岸が広がり、山に囲まれた自然豊かな三重県尾鷲市にある少年団から、プロ野球選手が3学年続けて誕生することになった。10月24日のドラフト会議で、社会人野球・日本生命の石伊雄太捕手（24）が中日から4位指名を受けた。小学生まで同じチームだった3人が10年以上の時を経て、日本最高峰の舞台に集う

「おん、お疲れさん」　虎のエース・才木浩人が大一番で直球勝負

　◇○阪神1―0巨人●（22日・甲子園）　無死満塁の絶体絶命のピンチを力勝負でしのいだ。首位攻防2連戦の初戦。1点勝負の天王山で阪神のエース・才木浩人が7回無失点、95球の粘りの投球をした。　1点リードの六回、先頭の2番・浅野翔吾に二塁打を浴び、そこから2連続四球で満塁の窮地に立たされた。しかし、こ

青森山田・原田純希が大会6号　潜在能力の高さ見せる　夏の甲子園

　◇高校野球・夏の甲子園3回戦（16日）　◇○青森山田5―0石橋（栃木）●　甲子園の深い所に飛び込んだ。青森山田の4番・原田純希が、鋭いスイングで大会第6号となる先制の2ランを放った。　一回2死二塁。1ボールから内角の厳しい直球を見送った後の3球目だった。狙い通りの直球が高めに甘く来たところを仕留め

優勝候補、なぜ次々敗退?　低反発バット以外の要因　夏の甲子園

　開催中の第106回全国高校野球選手権大会で、優勝候補や優勝経験校が大会前半で相次いで姿を消した。春夏連覇を目指した健大高崎（群馬）、春夏通算9回制覇の大阪桐蔭などだ。背景に何があり、当事者や関係者はどう受け止めたのか――。　◇低反発バットが「逆に有利に」　「信じられない思いです」。小松大谷（石川）

2種のカーブで強力打線を手玉　霞ケ浦2年生左腕・市村　夏の甲子園

　◇高校野球・夏の甲子園2回戦（13日）　◇○霞ケ浦（茨城）5―4智弁和歌山●　遅い球で智弁和歌山の強力打線をいらつかせ、焦らせた。霞ケ浦の2年生左腕・市村才樹投手が、回転のいい変化球を軸に術中にはめた。「自分の投球スタイルを貫けた」。八回途中まで3失点で試合を作り、らしさを十分に出した。　和歌山大

パリ五輪　非公表の日本選手団の公式服装 製作は高島屋

　パリ・オリンピックの日本選手団が式典で着用する公式服装の製作業者が、百貨店の高島屋（大阪市）であることが11日、関係者への取材で判明した。日本オリンピック委員会（JOC）は「マーケティングパートナーの権利を守りたい」と公表していなかった。　パリ大会の公式服装は胸に日の丸の入った白のジャケットに、濃

甲子園開場100年　阪神の将来を担う前川右京、記念日に4打点

　◇○阪神9―2巨人●（1日・甲子園）　1924年8月1日に甲子園大運動場（当時）が開場してから100年を迎えた2024年8月1日。阪神の将来を担う21歳の前川右京が記念の一戦で3本の適時打を放ち、計4打点をたたき出した。走者を還す度、阪神甲子園球場はファンの大歓声に包まれた。　一回2死満塁。3球目

まさに神業　パリ五輪で話題、モンゴル選手団の衣装に世界が注目

まさに神業　パリ五輪で話題、モンゴル選手団の衣装に世界が注目

　パリ・オリンピックは26日、開会式が行われ、各国・地域の選手団がセーヌ川を船に乗って行進した。開会式前に「世界の話題」を集めたのが、モンゴル選手団の衣装だった。その色彩や文様に込められた思いを大相撲界のモンゴル出身の親方に聞いてみると……。　＜絶賛が止まらない、モンゴルのパリ五輪ユニホーム　「開幕