日々最高の自分で生きるにはどうしたらよいか?今日はフランス全土で年金改革反対の全国スト。地下鉄、バスなどは止まっているだろうと思って一応メトロに行ったら運行していた。ということで、今日は奇跡的に時間通りに職場に着けた。これから2月3月もさらにストは強硬姿 ...
2023年01月
結婚と離婚
ネットである芸能人の離婚の発表を読んでいたら、ふと自分の離婚が決まった当時の思い出がフラッシュバックした。このフラッシュバックの時は、いつも悲しみという痛みをともなう。あれはお互いが離婚を決めて別居になった当時、息子の空手教室を終えた時、元妻がよくこの空 ...
光と水のごとく平静に映す心
菜根譚後集120耳根似颷谷投響 過而不留 則是非倶謝 心境如月池浸色 空而不著 則物我両忘 耳根は颷谷の響きを投ずるに似たり つむじ風が吹き去った後の谷は何事もなかったようだ 耳に聞こえる雑音も同じだ 気に留めなければ消えてしまう 月影は池に映り深く差し込んでいる ...
心の軌跡(ヒマラヤ登山)
わたしは 行く あの上り坂を空気の薄さ その耐え難さを視界に入ってくる山々の稜線や谷川の水の流れに溶かしていくわたしの歩む道は 天にむかう道ではなく、どこまでも 透明な風がたどる跡を追い求めるようなもの谷川の白く泡吹く水のながれそのなかを 何億年と ころ ...
裸の詩
あの悦楽の時は過ぎ去った。あの彼女を味わった興奮の極みが一瞬にして 途絶えた。 私の思考は、一縷の希望の兆しに可能性を賭けていたが、それは無残に空中に散った。 私の感情は、希望という歩みをびっこをひきながらなんとか前に進もうとしていたが、それはぷっつりと ...
カンボジアの魔界都市プノンペン
アンコールワット遺跡からバスに揺られること8時間くらいだったか。カンボジアの首都プノンペンの郊外に入る頃、スコールのせいで幹線道路は冠水していた。あらゆるゴミ類が、道路脇に打ち捨てられている光景を、この国でもう何度見たことか。街についてから夕食をしにでか ...
暗がりの部屋のなかで
バラの香りの漂う ぼくの部屋に入ってきたあなたは 猫のように嗅ぎながら本に埋もれた男の匂いに染まっていく今まで一度も 女を入れたことのないほの暗いぼくの 秘密の空間であなたの吐息は 乱れ喘いだあの獣の戯れのような抱擁のなかでもあなたの精神まで 包み込みた ...
デフォルトモード・ネットワーク的過ごし方
日々の生活で脳が一日に考える事柄はおよそ5,6万のことに及ぶと言われています。それぞれのすべてに思考を詰めてゆけば疲れてしまい、精神はこれら雑念の洪水の中に身動きが取れなくなってしまいます。希望、喜び、悲しみ、不安、倦怠、憂鬱、満足感、過去、現在、未来な ...
人生という全体性
常に今この瞬間がそのままで完全であり、等身大のこのままの自分で十分、すべてありがたし、すべて恩返し。 人生の目的とは何か? それは人生のすべてを味わい尽くすことだと思う。 何かやってうまくやれればそれが経験となり、何もやらなければ経験にもならない。仕事の ...
バンコクという大都会
バンコクという大都会。小説家角田光代も初めての海外一人旅でハマった最初の国。何の目的もなく来てもくつろげる国。首都バンコク。なんか近未来都市を見ているようで、同時に昭和のようなノスタルジックさもあり、はたまた猥雑な華やかさもありで、混沌とした都市の死角に ...
小さくまとめて生きる
若い時はよく大志を抱き、大きな夢を見て、まだ見果てぬ高みを目指して生きていたように思います。それが中年を過ぎて最近は、身近の生活空間をこじんまりと整理や断捨離をして、小さく自分をまとめようとする傾向が出てきたように感じます。自分がこの世で等身大に生き、そ ...
バリ島とバリ・ヒンドゥー教
湖上に浮かぶパワースポットの世界遺産ウルン・ダヌ・ブラタン寺院1633年に建造された水の神様デウィ・ダヌを祀る寺院です。バリ島には寺院入口の魔除け門とよばれる割れ門や、バリヒンドゥー教と仏教が混然一体となっている様々な遺跡があります。どの遺跡もとても神秘 ...
タイ人の信仰
タイの仏教は、僧侶と庶民との間には厳格な規律の違いがり、庶民が仏教に帰依する場合は、それはタンブンという徳を積むことによって成り立っているようです。ブンは善行という意味で、タンは積むという意味だそうです。ブンは行為者にとどまらず、その家族、祖先にまで伝播 ...
天空のヒマラヤ山脈・エベレスト街道登山
ヒマラヤの旅の思い出。ゆっくりなだらかな岩道を歩き、右に左に、沢や滝や川をながめながら、清冽な流れに心を奪われます。 やがて段々と登りに入り、ふと気が付くと、一歩一歩がキツく、 上を見れば途方もない断崖絶壁のような山々。 あまりにも果てしなく、20メートル ...
バリ島を訪れて
バリ島を訪れて 一月の雨季にバリ島に着いた。 むわっとする湿気を帯びた空気が空港から出ると体にまとわりついた。タクシーにまずはクタ・ビーチまで行ってくれを頼んだ。空港からなんと20分足らずで着いて、まずは安宿を探すことにした。ガイドに載っているあるゲストハ ...
人生の立ち位置
今日もなんとか生きています。人生、本当に安定の時期と停滞、危機の時期と成長の時期が繰り返されますね。私にとって今はやや危機の状態ですが、それはそれとして受け入れよう。人生の毎日をただ漠然と生きている時、人は日々の生活の惰性で生かされていることが多い時があ ...
旅をするなら、あなたは海派、山派?
今までネパールのヒマラヤ山脈の登山や、タイやフィリピンの海を訪れてみて、自分にはどちらが向いているかと思ったところ、やはり海がいいと思う。 ヒマラヤ山脈の壮大な風景は眺めていて爽快な気分にさせてくれるが、なにせ高所までたどり着くのが大変だ。山の登山は視界 ...
最後に落ち着くところ、移住先?
定年後の移住先を少し考えるようになっているが、なにかと長期ビザが取りにくい東南アジアより、やはり日本を考えるようになってきている。やはり日本の気候風土、風や土の匂い、風土、風物、また日本料理に惹かれるのだ。移住先は、沖縄か瀬戸内海、伊豆半島の東側の熱海と ...
追憶
日が暮れて セーヌの流れが 黒光りするころ ひとり あそこに行く もう あなたを忘れたい あの黒光りする 静かな流れに ひっそり 眼を泳がせたい 強い昼の光は あなたを思い出させる あなたの眼の輝きから 身と心を 引き離したい 硬質なフレームで ...
心地よき生活
健康とは何ぞや? 思えば分刻みの生活。 規則正しい生活を意識してから、もう云十年経ちます。 心不全、糖尿病、うつ病、がん、肥満、腎機能不全、脳機能障害など世の中には大変そうな人々がけっこういます。 自分に関しては、このまま快調な健康をいつまで続けられる ...
精神の解放、その保ち方
「雑念は手放して放置し脳内の無駄をゼロにし、常に今この瞬間今のままでよく幸福だと達観してポジティブでいること」。瞬間瞬間様々な思いや感情が脳裏をよぎったり再生を繰り返したりするが、それらと本来の自分、すなわち観察する自己とを脱フュージョンし自己同一化しな ...
人生に行き詰まったら
人生に行き詰まったら、どうしましょう?1.LIFE(本来の生命)とLIFE SITUATION(人生の環境・条件)を切り離しましょう。2.思考・感情回路を見直しましょう。3.自分の身体に目を向けましょう。4.旅に出ましょう。さて1のLIFEとLIFE SITUATIONというのは、LIFEは ...
アジアの発見と郷愁(タイにて)
その時までぼくにとって世界は、日本とヨーロッパだけであった。そういえばアジアに行ってないな、とふと思った。ではインドに行こうと思ったが、4、5月のインドは酷暑で大変だということを知り、なんでも朝起きたら暑すぎてベッドに水をジャーッとかけないと寝ていられな ...
思考の定め方
自分の思考の中の自動思考で言っていることを信じないこと。より正確に言えば現実で起こったことに起因しその反映としての自動再生思考のことだ。これらは思考のクセ、性向であり、いちいち再生するに足るものではないということ。思考にクセがつくと現実認識がゆがむ。常に ...