Apple School Managerへのデータのマージに関するベストプラクティス
CSVデータをStudent Information System(SIS)のデータと統合する予定の場合は、このページで説明するベストプラクティスに従ってください。
SISやその他のシステムには、一般に、ユーザ、クラス、コース、場所、名簿ごとに1つの一意の値を含むフィールドが1つあります。レコードをマージする必要がある場合は、この一意の値が重要になります。たとえば、SISに含まれる生徒の一意の値が123abcである場合、他のユーザにその値は指定できません。ほとんどのSISでは、この値が変更されることはありません。
他の値を使ってデータを読み込んでから、SISをApple School Managerに統合してそのデータをマージしようとする際、競合する一意の値を含むレコードはすべて、レコードが同一でも、新しい値を含む新しいアカウントとして作成されることになります。
テンプレートをダウンロードして情報を入力するときは、次の類似する2つの情報を正しく入力してください:
person_id:アカウントの追加時はユーザIDを追加しますが、アカウントの読み込み後のユーザIDは編集できなくなります。ユーザIDはクラステンプレートの作成時に講師や生徒を識別するためにも使用されます。
person_number:Apple School Manager内で編集できるユーザ番号です。ユーザ番号はバッジ番号や生徒番号と同等の情報です。この番号はモバイルデバイス管理(MDM)ソリューションで、サポートされるディレクトリサービスとアカウントをマージするために使用されます。
Roster IDにデータを入力することが必要な場合もあります。この値は、組織内の各場所における名簿テンプレートの各行について一意である必要があります。たとえば、ある名簿テンプレートに600名の生徒が含まれる場合、それらの600行には一意なRoster ID値、各生徒のユーザID、およびその生徒に関連付けられたクラスIDが含まれます。
データマージの結果:ベストプラクティス
この例では3つの値に対して同じ情報が使用されます。このうち2つはデータの読み込み後は変更できません。第3の値、person_numberは、必要に応じて後で変更できます。
SISまたは他のシステムでユニークな属性 | person_id | person_number |
---|---|---|
1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J | 1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J | 1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J |
データマージの結果:許容されるプラクティス
この例では2つの値に対して同じ情報が使用されます。これらの値はデータの読み込み後、変更できません。第3の値、person_numberは、読み込み前に変更されており、必要に応じて後でも変更できます。
SISまたは他のシステムでユニークな属性 | person_id | person_number |
---|---|---|
1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J | 1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J | 12345 |
データマージの結果:許容されないプラクティス
この例では2つの値に対して異なる情報が使用されます。これらの値はデータの読み込み後、変更できません。後からSISとマージすることは不可能です。
SISまたは他のシステムでユニークな属性 | person_id | person_number |
---|---|---|
1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J | 12345 | 1A2B3C-4D5F6G-7H8I9J |