Motionユーザガイド
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Motionの「指数」ビヘイビア
「指数」ビヘイビアでは、(特に大きな値を使用して)オブジェクトを縮小/拡大する場合、より自然なアニメーションが作成されます。たとえば、オブジェクトを極小から極大に拡大する場合、オブジェクトが拡大の上限値に近付くにつれて、人の目には誤ってアニメーションがゆっくり表示されるように見えます。「指数」パラメータビヘイビアを使えば、このようなアニメーションを、その錯覚を補正するために値を大きくしながら縮小/拡大の速度を速くして、より均等に見えるスケールエフェクトを作り出すことができます。
ヒント:「指数」パラメータビヘイビアを「調整」以外のパラメータに適用すると、ほかの補間モードのときと比べて、より有機的なアニメーションが作成されます。
キーフレームの補間モードを「指数」に変更することもできます。詳しくは、Motionでカーブ補間を設定するを参照してください。
「ビヘイビア」インスペクタのコントロールを使って、このビヘイビアを調整します:
始点の値: 「指数」ビヘイビアの最初のフレームで、適用先のパラメータに加算する値を設定するためのスライダです。
終点の値: 「指数」ビヘイビアの最後のフレームで到達する値を設定するためのスライダです。「指数」ビヘイビアを適用しているパラメータは、ビヘイビアの表示時間にわたって、元の値に「始点の値」を加えた値から、「終点の値」を加えた値に変化します。
始点のオフセット: ビヘイビアのエフェクトの開始を遅らせるために使うスライダです。「タイムライン」におけるフレーム単位での位置の最初のフレームが基準になります。このパラメータを調整して、ビヘイビアの開始を遅くします。
終点のオフセット: ビヘイビアのエフェクトの終了位置をフレーム単位でオフセットするためのスライダです。「タイムライン」における位置の最後のフレームが基準になります。このパラメータを調整することで、「タイムライン」でのビヘイビアバーの終了点よりも前に、ビヘイビアを停止できます。エフェクトを停止するのに、「タイムライン」でビヘイビアバーの終了点をトリムする代わりに、このスライダを使うと、オブジェクトの残りの継続時間にわたって、エフェクトの最後の状態をそのまま維持させておくことができます。ビヘイビアバーの終了点をトリムすると、オブジェクトのパラメータが元の状態にリセットされます。
適用: 影響を受けるパラメータが表示され、このビヘイビアを別のパラメータに割り当て直すのに使うことができるポップアップメニューです。