ヘラブナ釣り 底釣りでの団子餌の極意は?
冬期に団子餌を使う事は少なくなるかも知れませんが、何となくヘラブナ釣りの餌は団子餌と思いがあります。基本的にグルテン餌も団子餌の仲間だと思っていますので、うどん餌と団子餌とに大きく分けることが出来ます。
うどん餌としての工夫は、うどんそのものの硬さとサイズの違いがありますが、大きく釣果を左右するのはまぶし粉です。まぶし粉の種類だけでなく、附着の仕方によるところが大きく、時期によってまぶし粉のサイズを変えるのも、うどんに対する付着力の差と考える事が出来ます。
団子餌については、数え切れないほど種類があり、それぞれ性質の違いが設定されています。そのため想定する釣り方によって団子餌の種類も変わるはずです。
ところで底釣りの場合はどうかというと、底釣り専用の団子餌を選ぶのが基本となりますが、何故か底釣り専用餌だけでは当たりが出ないことも多々起きてしまいます。
そこでバラケ性を持たせる工夫をするのですが、バラケ性が強くなればなるほど上ずってしまい、底釣りが崩壊することになります。かといって締めた団子餌では当たりが出ないのですから、なかなか悩ましい餌作りが必要となります。
ただ時期によってはそれほど苦もなく当たりが出せて、それなりの釣果を得ることが出来ますので、それ程難しく考える必要はないのですが、当たりが出ない日ほど苦労する事はありません。
やはり先ずは餌の工夫ですが、開きというより団子餌の外周のバラケ性を押さえるのが基本であり、着底すると素早くバラケる餌作りをすることで、なかなか当たりが出ない日には有効と思っています。
ただそんな餌を作っても尚当たりが出ないというか、当たりの回数が圧倒的に少ない事があります。
その時の状況を考えると、底釣りでもバラケ過ぎると漂っている餌ばかりを食べていて、塊の餌を食おうとしない現象に陥っています。それを防ぐためには餌周辺にバラケることを押さえる必要になります。
イメージとしては細かく漂い分散するのではなくて、ポロポロと解ける餌作りをする必要があるのです。
その方法の1つが、締まる団子餌を餌つけしてから、一部を押して餌の底にひび割れを起こしておきます。そうすることで団子餌そのものが吸水してバラケるのではなくて、内部に水が浸透して、割れるような状態で団子餌が解けていくようにします。
そうすることで周辺に漂う餌を少なくして、尚且つ素早くバラケる餌作りが出来ます。
当たりが出ない場合は、ヘラブナの寄りが悪いからだと、ついついバラケ性を強めてしまいますが、結果として寄っても食わない状況に陥ってしまいます。そうするとそれこそ餌打ちをこれでもか!!と繰り返しても一向に当たりが出ない状況に陥り、焦れど当たりは出ずと、糸ズレ当たりばかり増えて釣りになりません。
ここで大きなヒントがあり、実は冬期は段底の釣り方をされると思いますが、その時に使用する団子餌の性質を両団子にも利用する方法です。横に広がるのではなくてポロポロとこぼれ落ちるような餌にする事で、一点集中した寄せ方で分散させないコツとお網のですが如何でしょう。
またどうしても分散傾向にある団子餌であれば、最初から餌の作り直しをするのも方法ではあるのですが、即解決出来る方法が1つだけあります。
それがグルテン餌の使用です。団子餌はそのままで単純にグルテン餌を別に作ります。出来上がったグルテン餌と団子餌を同率で混ぜ合わせるだけ。これで一発解決できるのです。混ぜ合わせ方はそれぞれ工夫して頂ければ良いのですが、混ぜすぎないのがコツです。
勿論最後の最後は指先の感覚だけです。指に伝わる餌の柔らかさから解け方まで、指で感じることが出来ますが、それは慣れでしかありません。何度も餌を作って指に感じる餌の状態で、どんな結果が出ているのかを経験を積み重ねて、これが正解を見つけるようにして下さい。
実はこれら全てが、池の水深と相関関係にありますので、狙う水深によって何を変える必要があるか。それは日々研鑽ってことで・・・・頑張って下さい!!
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