「非日常」の災害、体験しながら学ぼうよ 大阪・堺に生まれた新拠点

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加戸靖史
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おでかけ関西 ちょっとウラ話

 1995年の阪神・淡路大震災から28年がたった。3月には東日本大震災から12年になる。

 次の災害はいつ、どこで起きるかわからない。「だから備えを」とよく言われるが、何をしたらいいのか――。最新設備で体験しながら学べる施設が、大阪府堺市美原(みはら)区にできた。

 昨年4月にオープンした堺市総合防災センターだ。約1・9ヘクタールの広い敷地で、さまざまな災害体験ができる。すべて無料だ。

 「こわい!」。目玉の一つである大型起震装置の上で、堺市南区の幼稚園から来た園児たちが声を上げた。堺で想定される震度7までの揺れを再現できる。「地震の時は、頭をしっかり守ってしゃがむんだよ」。スタッフが呼びかけると、みんな大きくうなずいた。

■目標を大きく上回る来館者数…

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