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「死刑執行を国民の義務に」 作家・森巣博さん、存続論への問題提起
再審法改正へ「意見書採択を」 県議会に求める市民グループ発足
「冤罪あるから死刑廃止」は論理すり替え 被害者支援弁護士の考えは
無実なのに死刑、不正義の現実 袴田さん無罪で「制度維持できない」
死刑・再審制度を考える 袴田さん事件の弁護士が14日に講演 岡山
女子中学生殺害事件「再審無罪を」弁護団長ら 証拠開示の重要性指摘
袴田さんも直面、死刑は「国際法違反の疑い」 国連報告者が示す根拠
袴田巌さんの半生描いた映画「拳と祈り」上映 県内で12~1月
「袴田さんを犯人視することない」 静岡地検の検事正が直接謝罪
静岡地検のトップが袴田巌さんに直接謝罪 検察内の「強い不満」とは
袴田さんの半生追う映画「拳と祈り」 監督「巌さんの世界を感じて」
静岡地検トップの検事正が直接謝罪へ 再審無罪の袴田巌さんらに
当日の執行告知「死刑と違う次元の恐怖」 袴田さんの境遇もとに訴え
朝日新聞のデジタル特集「巌より」がグランプリ タイポグラフィ年鑑
大阪で再審制度の課題考える催し 法改正へ取り組む弁護士が講演
1966年6月30日、静岡県清水市(当時)のみそ製造会社専務宅から出火、焼け跡から一家4人の遺体が見つかった。4人とも胸などに刺し傷があり、同年8月、この会社の従業員で元プロボクサーの袴田巌さん(当時30歳)が強盗殺人容疑などで逮捕された。
過酷な取り調べで一度は犯行を「自白」したものの、裁判では全面否認に転じた。その後、みそタンクから血のついた5点の衣類が新たに見つかり、巌さんと同じB型の血が付着。以後、検察側はこの5点が犯行着衣だと主張した。
一審・静岡地裁判決は、検察官作成の供述調書1通を採用し、有罪判断の柱になった。5点の衣類も犯行着衣だと判断し、袴田さんに死刑を言い渡した。二審・東京高裁も、はけないズボンは「みそで縮み、(巌さんが)勾留中に太った」として死刑を維持。最高裁でもひっくり返らず1980年に確定した。
再審開始への道を開いたのは「5点の衣類」だった。血染めの衣類をみそ漬けにして血の色の変化を確認する再現実験をすると、9カ月も経てば黒く変色し、実際の衣類のような赤みはなくなることが判明。最終的に東京高裁が、捜査機関の捏造の可能性が極めて高い、と指摘。再審が始まった。
袴田巌さん再審で無罪判決 地裁、自白調書など三つの証拠捏造認定
【判決要旨の詳報①】袴田巌さん再審無罪 地裁が三つの証拠捏造認定
【判決要旨の詳報②】袴田巌さん再審無罪 地裁が三つの証拠捏造認定
【判決要旨の詳報③】袴田巌さん再審無罪 地裁が三つの証拠捏造認定
強盗殺人などの罪で死刑が確定していた袴田巌さん(88)に、再審公判で「無罪」が言い渡された。袴田さんに「死の恐怖」を強いたこの半世紀は何だったのか。前代未聞の事件を数字からたどる。
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数千枚の手紙が保管されていた。袴田巌さんは、逮捕直後から死刑確定後の1990年代まで、獄中から家族らに無実を訴える手紙を出し続けた。手紙からその半生をたどる。
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