虐待法改正求め3万9千筆の署名 元ジャニーズJr.が各党へ提出
ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)による所属タレントへの性加害疑惑をめぐり、性被害を受けたと告白した元ジャニーズJr.の3人が5日、各政党に児童虐待防止法の改正を求める署名を提出した。署名は3万9326筆にのぼり、「未来の子どもたちを守る環境をつくるために、今国会で成立させてほしい」と訴えた。
現行の児童虐待防止法は、虐待を保護者からの行為と規定している。立憲民主党は当初、虐待の加害者を保護者に限る規定を見直すことを盛り込んだ改正案を超党派による議員立法で提出することをめざしていた。しかし与党が拒否したため、5月末に単独で改正案を衆院に提出した。
署名は5月26日から開始。5日は、被害を告白した元Jr.のカウアン・オカモトさん(27)、橋田康さん(37)、二本樹顕理(にほんぎあきまさ)さん(39)が各党を回って署名を提出し、「法改正がなされれば、ジャニーズ事務所やエンターテインメント業界に限らず、幅広い場の未来の子供たちが守られる環境がつくられると考えている」などと訴えた。
署名をうけとった公明党の職…
- 【提案】
ジャニーズ事務所前社長ジャニー喜多川氏による性加害事件が、このような動きを発生させるまでになりました。 ただ、「署名は3万9326筆」というのがやや少ないような気もしました。立憲の安住淳国会対策委員長の「残念ながら、みなさんの賛同を得
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