ジャニーズ事務所の会社名変更、補償後に廃業へ 325人が補償要求

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島崎周 滝沢文那
【動画】ジャニーズ事務所が記者会見、社名を変更すると発表した
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 ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は2日、東京都内で記者会見を開き、事務所の名称を「SMILE(スマイル)―UP(アップ).」に変更すると発表した。同社は被害者の補償に専念し、補償後は廃業する。これまでに325人が被害を申告して補償を求めているという。タレントのマネジメントなどについては新たに設立する会社が担う。日本のエンターテインメント業界で絶対的な存在だった「ジャニーズ」の社名が消えることになる。

 会見には社長の東山紀之氏と、所属タレントでジャニーズJr.を養成するジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長、弁護士2人の計4人が出席。藤島ジュリー景子前社長は出席しなかった。

 「スマイルアップ」は、18…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

ジャニー喜多川氏の性加害問題

「ジャニーズ帝国」とも言われた芸能事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏の性加害が事実と認定されました。これほど長期間、多数の少年への加害はなぜ放置されたのか。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]