さよなら「ぽぽちゃん」 終了発表の3日後、社長が記した本当の理由
9月4日、「ぽぽちゃん」の生産終了が発表された。
発売から四半世紀にわたって愛されてきた知育人形だ。
発表に合わせて、公式ホームページにはこんなメッセージが掲載された。
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これまでたくさん遊んでくれたみなさんへ。
ぽぽちゃんは、この度生産を終了することになりました。
発売から25年以上。ぽぽちゃんは、たくさんの子どもたちの成長をそばで見つめてきました。
ときにはきょうだいのように。ときにはお友達のように。
お世話をしてくれたり、一緒に遊んでくれた時間。
それは、子どもたちの心に愛情が育まれるとともに、ぽぽちゃんの心もたくさんの愛で満たされた、とてもしあわせな時間でした。
いつか大きくなって、ぽぽちゃんと遊ばなくなるその日まで。
ぽぽちゃんは、これからもお子さまの心の成長に寄りそっていきます。
いままで、たくさんの愛をありがとう。
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発表してまもなく、X(ツイッター)でトレンド入りするほど注目を集めることに。
「いっぱい遊ばせてくれてありがとう」「大好きだよ、ぽぽちゃん」といったコメントが寄せられた。
発売元のピープル(東京都)に、テレビや新聞、ネットメディアなどから相次いで取材が入った。
各社から決まって「どうして生産終了を決めたんですか?」と聞かれた。
決して売れ行きが悪かったからではないし、時代の波に取り残されたわけでもない。
こんなに注目されたのだから、理由をちゃんと伝えることが必要かもしれない。
会社のトップである取締役兼代表執行役の桐渕真人さん(44)は、決断の経緯と自らの胸のうちをつづることにした。
発表先として選んだのは、メ…