鉄道とまちの歴史、パネル展示 神戸―大阪間鉄道開業150周年記念

真常法彦
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 神戸―大阪間で鉄道が開業して150周年を迎えたのを記念し、JR西日本と阪神間の自治体などが、神戸線の8駅で沿線の歴史を紹介するパネル展を開いている。

 1872年10月14日、国内初の鉄道が新橋(東京)―横浜間で開通。その約1年半後の74年5月11日、西日本初の鉄道が神戸―大阪間で開業した。

 パネル展は8駅(神戸、元町、三ノ宮、住吉、芦屋、西宮、尼崎、大阪)で開催している。

 このうち元町、芦屋を除く6駅は開業当初からある駅だ。住吉駅(神戸市東灘区)もそのひとつ。展示では、酒どころ「御影郷」を中心に江戸時代から栄え、駅開業後は財界人らが居を構え、人気住宅地になっていった歴史を紹介している。

 尼崎駅(尼崎市)は開業当初、神崎駅と呼ばれた。展示では、鉄道網の発展にともない、多くの企業が進出し、産業のまちとして発展してきた歩みを紹介している。

 JR西日本の担当者は「まちと鉄道がともに発展してきた歴史を振り返り、沿線の知られざる魅力を再発見してもらえたら」と話している。パネル展は9月末まで開催している。

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この記事を書いた人
真常法彦
阪神支局
専門・関心分野
事件、事故、調査報道、人権問題