桂ざこばさん「内弟子辞めようと…」 米朝一門、10年前の直弟子座談会
人情味あふれる芸風で人気を集めた落語家の桂ざこばさんが12日、ぜんそくのため死去しました。76歳でした。
ざこばさんは、上方落語の「四天王」の一人、桂米朝さんに弟子入り。直弟子たちが米朝さんとの思い出を語り合った、2014年の記事を配信します。
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【2014年03月17日夕刊】
人間国宝の上方落語家、桂米朝は何を弟子に教えたのか? 一門の直(じき)弟子6人が集まった座談会の模様をお届けします。
◇ざ=ざこば、二=米二、米=米団治、平=米平、左=米左、団=団朝
米 僕が子どものころから、お弟子さんたちに稽古をつけていた自宅の2階の部屋は空気が厳しくて入れませんでした。「どっかで覚え!」。だれかが、真っ青な顔をして上からおりてきはるんですよ。
左 稽古をしてもらえるのはありがたいんです。でも「稽古する」という声が聞こえるだけで、ウワーってなりました。
団 奥さんと花札した後が一番怖かった。奥さんが喜んでる。「稽古やー!」。絶対にやられるぞっ、て。
ざ 「わしそんなこと言うたか!」とな。
平 師匠も教えてくれる時に…
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