プリゴジン氏は「生きている」 ロシアで慰霊碑建立 背後にはカメラ

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 ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱失敗から24日で1年となる。創設者エフゲニー・プリゴジン氏は昨年8月に飛行機の墜落で死亡したが、ウクライナ侵攻で「祖国のために戦った英雄」としてロシアでの人気は根強く、慰霊碑が相次いでつくられている。「まだ生きている」と信じる支持者も多いという。

 「プリゴジン氏の墓へ」

 ワグネルの本拠地があったロシア第2の都市サンクトペテルブルクの墓地を9日に訪ねると、訪問客のためにそう書かれた案内板があった。

 慰霊碑にはプリゴジン氏の像が立ち、後ろにロシア国旗とワグネルの旗が掲げられている。周りは造花などできれいに飾られていた。

像の胸にある「星」の意味は

 像の胸に刻まれた三つの星は…

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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2024年6月23日19時37分 投稿
    【視点】

    プリゴジン信者が広範に存在するとは思えないが、年々閉塞化してきたプーチン体制の中で、あれだけの大立ち回りを演じたことが、一部のロシア国民に刺さったことは事実だろう。 ナワリヌイ氏の追悼は許されないが、プリゴジン氏に関しては、それがプーチン体

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