「国立大、門戸狭めてはならない」学費値上げ、識者が抱く懸念
聞き手・増谷文生
東大の授業料値上げの動きや、慶応義塾の塾長による「授業料を150万円に」との提言などで、にわかに国立大の授業料が注目されている。長く東大で教え、学生に対する経済支援策に詳しい小林雅之・桜美林大特任教授(東大名誉教授)に、現状をどのように見ているのか聞きました。
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世界の大学と競い合っていくためには、教育・研究の高度化が欠かせない。国際化やデジタル化、少人数クラスやアクティブラーニングの充実など、文系・理系を問わないテーマも多い。
記事の後半では、他の国立大に及ぼす影響や、国立大と私立大のミッションの違いなどについても語っていただきます。
教育・研究費増大 「東大の判断 やむをえない」 だが……
このため大学の運営には、慶…