カマラ・ハリス氏の40分 最重要の見せ場で訴えた五つのポイント
シカゴ=高野遼 下司佳代子 中井大助
【動画】米シカゴで開かれている民主党大会で22日、登壇したハリス副大統領=ロイター
米民主党の大統領候補となったハリス副大統領(59)にとって、22日の指名受諾演説は、バイデン大統領(81)の選挙戦を引き継いで以来、最も重要な見せ場となった。共和党のトランプ前大統領(78)との対決を前に、何を米国民に訴えようとしたのか。
①新たな政策よりもメッセージ性を重視
約40分にわたった演説の特色は、ハリス氏が詳細な政策をあえて語らず、国民に大きな方向性を示そうとした点だ。
ハリス氏が打ち出したのは「我々は後戻りしない(ウィー・アー・ノット・ゴーイング・バック)」という言葉だ。他にも、「我々は新たな道を切り開く」「この国は前に進む準備ができている」といった前向きの言葉が目立った。
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