米民主党全国大会で21日、副大統領候補に選ばれたミネソタ州知事のティム・ウォルズ氏(60)が指名を受諾し、演説した。民主党は労働者の党から都市部の高学歴層の党に変質したと受け止められており、それが弱点でもある。ウォルズ氏は地方教師から政界に転じた歩みを語り、親しみやすい小さな町の「隣人」の印象を前面に出した。
ウォルズ氏は21日、クリントン元大統領やペロシ元下院議長といった党重鎮らに続き、最後に登壇した。かつての教え子からの紹介を受けて登場し、大統領候補のハリス副大統領(59)に「信頼してくれてありがとう」と謝意を示した。
約15分間と短めの演説では、中西部ネブラスカ州の小さな町で育ち、17歳で陸軍州兵になり、高校教師を経て、教え子に触発されて政治を目指した経緯を紹介した。教育を通じ「1人の人間が隣人たちに真の変化をもたらすことができるという信念を示した」と述べた。
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- 【視点】
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