国登録有形文化財の小城駅舎に落書き、佐賀・小城市が県警に被害届け
岡田将平
【佐賀】100年以上の歴史があり、国登録有形文化財になっているJR小城駅舎で、スプレー缶によるとみられる落書きが見つかった。小城市が23日、発表した。市は小城署に器物損壊容疑で被害届を出した。
市によると、落書きされていたのは駅舎のホーム側で、金色で直径20~25センチほどのハートのような形が描かれていた。今月9日、駅員から市職員に伝えられたという。
市によると、駅舎は1912(明治45)年には建っていたと考えられるという。2016年に国登録有形文化財となった。駅舎内には誰でも弾けるピアノも設置されている。市文化課の担当者は「町のシンボルみたいな駅。大事にしてもらいたい」と話す。