ひきこもり理解深めて 全国キャラバン 山口市で10月19日
ひきこもりへの理解を深めて、誰もが生きやすい社会について考える「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバンin山口」が10月19日、山口市小郡令和1丁目のKDDI維新ホールである。ひきこもりの経験者や家族、支援者らによる交流を通して、いまや50人に1人とも言われるひきこもりを人目を気にすることなく支援につなげられるようにしようという狙いだ。
全国キャラバンは厚生労働省が2021年に開始。若年層だけでなく、なかには長期化するケースもあることから、誰もがなりうるひきこもりについて理解を広めようという取り組みだ。山口市の会場では、「今わたしにできること~安心できる第三者の力」をテーマにパネルディスカッションや参加者を交えたワークショップを行う。
内閣府が23年3月末に公表した調査結果によると、15~64歳でひきこもり状態にある人は全国で推計146万人。男性が約6割、女性約4割。ひきこもりの主な理由(複数回答)では、15~39歳で最多は「退職」(21・5%)、次いで「新型コロナの流行」(18・1%)だった。
開催は午後1~4時で、入場無料。先着順で、開催概要や申し込みは応募画面から=QRコード。