沖縄県知事、ワシントンで会談 米兵の性暴力事件相次ぎ「防止策を」

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ワシントン=清宮涼
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 訪米中の沖縄県玉城デニー知事は11日、米国務省国防総省の日本担当者とワシントンで会談した。沖縄で相次いで発覚した米兵による性暴力事件を受け、再発防止や、沖縄県との情報共有を進めるよう要請した。

 国務省のスナイダー日本部長や国防総省のパーク日本部長との会談で、玉城氏は、性暴力事件について県への通報体制が「全く機能していなかった」と指摘。「再発防止に向けた実効性、透明性のある取り組み」を求めた。玉城氏は会談後、記者団に「事態の重要性を受け止めてもらえたと思う」と手応えを語った。

 沖縄県では6月以降、米軍関…

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この記事を書いた人
清宮涼
アメリカ総局
専門・関心分野
外交、安全保障、国際政治
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    座安あきの
    (ジャーナリスト・コンサルタント)
    2024年9月16日12時37分 投稿
    【視点】

    「政府がアメリカ側の言うことしか聞かないなら、米軍に直接お願いする」というのが歴代の沖縄県知事のスタンス。沖縄県知事による最初の訪米直訴は今から39年前の1985年、当時の西銘順治知事(保守)による国防長官らとの面会でした。その後、知事だけ

    …続きを読む