石破総裁、岸田首相より寂しい懐事情 他党の新トップはさらに低収入

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岡戸佑樹
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 自民党派閥の裏金事件を受けて「政治とカネ」への関心が高まる中で与野党のトップ3人が交代した。カネの問題と向き合う姿勢が問われる3党首の、自身の懐事情はどうか。政治資金収支報告書から探った。

 現在公表されている2020~22年分の収支報告書のうち、3人の資金管理団体と、自身が代表を務める政党支部のものを調べた。主要な政治活動の収支はここに記されている。

 27日に自民党総裁に選ばれた石破茂氏の20~22年の年間総収入平均は6257万円で、前任の岸田文雄氏(2億628万円)の3分の1以下だった。うち、カネの出どころが見えづらい政治資金パーティーによる収入は年平均1588万円で、全体の25%だった。

 支出は年平均5683万円で…

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この記事を書いた人
岡戸佑樹
東京社会部|調査報道班キャップ
専門・関心分野
調査報道、選挙
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    市田隆
    (朝日新聞記者=調査報道、経済犯罪)
    2024年10月1日8時57分 投稿
    【視点】

     2011年に起きた東京電力福島第一原発の事故後、電力業界と政界の関係を調べるなかで、2012年1月8日付朝刊で「東電、10議員を『厚遇』 パーティー券多額購入」の記事を書いたことがある。東電が電力業界での重要度を査定し、自民党と民主党(当

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