第5回「なぜ資金を吸い上げるのか」M&A続ける代表が記者に答えた3時間
藤田知也 多鹿ちなみ
短期間に多くの中小企業を買収した手法が批判を浴び、昨秋の取締役会で代表解任の騒動が起きた旧MJG。支配株主として代表に復帰し、今年7月に社名を「日本製造」に改めた田邑元基社長(54)が朝日新聞のインタビューに応じ、独特の考えを3時間にわたって語った――。
――2017年にM&A(企業合併・買収)を始めたきっかけは何ですか。
「最初に会社を立ち上げた東京都墨田区で、製造業の社長に『事業を継がないか』と言われた。どうすれば継げるかわからず、日本M&Aセンターに電話した」
――何か教わったのでしょうか。
「そういうのはあまりなく…