連続成功のH3ロケット、商業打ち上げ着々獲得 ライバルは多し

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佐々木凌
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 4日に4号機が無事に打ち上がり、3回連続の成功となった基幹ロケット「H3」。人工衛星の輸送先も静止軌道に広がり、商業打ち上げの受注に向けて追い風となるが、ライバルは多い。

 三菱重工業宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3の1回の打ち上げ費用を従来機の「H2A」(約100億円)から半減させ、大量受注につなげる計画だ。H2Aは高コストがネックで、日本政府の衛星・探査機以外の「商業打ち上げ」は49回のうち5回にとどまってきた。

 H3の打ち上げ受注は軌道に乗りつつある。2018年に英衛星通信大手インマルサットと契約。今年9月には仏衛星通信大手ユーテルサットの衛星、10月にはアラブ首長国連邦(UAE)宇宙庁と小惑星探査機を打ち上げることでそれぞれ合意した。

先を行く海外企業、H3開発は途上

 ただ海外企業はさらに先を行…

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この記事を書いた人
佐々木凌
科学みらい部|宇宙担当
専門・関心分野
宇宙、原発・エネルギー、災害・防災
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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2024年11月6日16時27分 投稿
    【視点】

    スペースXの「ファルコン9」は、10月時点で昨年を上回る100回の打ち上げを達成しており、もし3日に1回のペースを維持できれば、2024年は120回近く打ち上がる可能性があります。そんな圧倒的強者と真っ向勝負するのはどの国も難しいですが、日

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