「政治とカネ」問題からの連立政権 細川元首相が国民民主に問う覚悟

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聞き手・上地一姫
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 衆院選で自公が過半数割れし、少数与党による政権運営が始まる。1990年代、非自民・非共産による連立政権を担った細川護熙氏(86)に、当時の政権運営の難しさと、いまの政治への思いを聞いた。

「政治を変えて」熱気に支えられ

 ――93年に誕生した細川政権は、8党派による連立政権でした。なぜ、この枠組みに。

 リクルート事件から続く政治とカネの問題によって、93年の衆院選で自民党単独過半数を割りました。私が代表を務める日本新党は、35議席を獲得した。

 大きいところとくっつくのではなく、政治改革の断行を掲げて「この指止まれ」と各党に呼びかけ、賛成したところと組む手法を取った。旗を明確に掲げたことで、8党派による政権ができました。いま思えば、うまい手のあげ方でしたね。

 ――当時といまの共通点は。

 政治とカネの問題が自民党に…

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この記事を書いた人
上地一姫
東京社会部
専門・関心分野
沖縄・平和