トランプ氏、移民対策強硬派を要職へ 「史上最大の強制送還」へ布石

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ワシントン=合田禄
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 トランプ次期米大統領は、大統領選で主張の柱とした厳格な移民対策を実現するため、第1次政権で最側近だったスティーブン・ミラー氏らを第2次政権の要職に据える見通しだ。選挙公約では不法移民に対する「史上最大の強制送還」を掲げており、人事面でその準備を進めつつある。

 米CNNは11日、トランプ氏がホワイトハウスの次席補佐官にミラー氏を起用する方針だと報じた。次期副大統領のJ・D・バンス氏はこの報道を引用し、「すばらしい人選だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 ミラー氏は、第1次トランプ政権で大統領上級顧問やスピーチライターを務めた。移民への強硬な主張で知られ、米メディアによると、イスラム教徒が多い国からの入国を一時禁止した政策などの立案に携わった。第2次政権でも、トランプ氏の選挙戦略を担った新任の大統領首席補佐官スーザン・ワイルズ氏とともに中枢を担う見通しだ。

 また、トランプ氏は10日…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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