コンゴ民主の反政府勢力、主要都市制圧の東部から南方へ支配域拡大か

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今泉奏
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 ルワンダ軍の支援が指摘されるコンゴ民主共和国の反政府武装組織「3月23日運動(M23)」は29日、東部の主要都市ゴマの制圧後、南方の近隣都市ブカブに向けて進軍した。ロイター通信などが報じた。M23が一帯での支配を確立すれば、コンゴ政府は世界的な鉱物資源の産地を失うことになる。

 ブカブは、ルワンダと対立する隣国ブルンジにも近い。M23の進軍が止まらなければ、戦闘が周辺国にも拡大していく恐れがある。ロイターは29日、関係者の話としてコンゴ軍を支援するためにブルンジからすでに兵士が派遣されている、と伝えた。

 地域情勢の悪化を受けてケニアのルト大統領は29日、コンゴやルワンダが加盟する地域機構の首脳会議をオンラインで開いた。ルト氏は当初、コンゴのチセケディ大統領も参加すると説明していたが、欠席した。

 AFP通信によると、チセケ…

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この記事を書いた人
今泉奏
ヨハネスブルク支局長|サハラ以南アフリカ担当
専門・関心分野
アフリカ、植民地主義、グローバルサウス