米GDPは減速2.3%増、個人消費は好調を維持 10~12月期

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ワシントン=榊原謙
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 米商務省が30日発表した2024年10~12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値は、年率換算で前期比2.3%増だった。3.1%増だった前期からは減速した。プラス成長は11期連続。

 市場の事前予想(前期比2.6%増)は下回ったが、米国経済は底堅さを維持している。GDPの約7割を占める個人消費は4.2%増(前期は3.7%増)で引き続き好調だった。物品では娯楽品や自動車がよく売れた。2四半期連続でマイナスだった住宅投資は5.3%増だった。一方で、企業の設備投資は2.2%減(前期は4.0%増)だった。

 米経済の好調さもあって、米インフレ率はこのところ下げ渋りが続いている。米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、利下げを停止した。

 24年通年では、米国の実質…

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この記事を書いた人
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済