専攻は労働社会学。会社員、フリーランス経験を活かし、多様な視点から働き方事情、大学生の就職活動などを中心に、執筆・講演など幅広く活動中。『僕たちは育児のモヤモヤをもっと語っていいと思う』(自由国民社)、『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社新書)、『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞社)、『「就活」と日本社会』(NHK出版)など著書多数。北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師(現在は准教授)。
■ルッキズム先進国からの脱却を 「日本の電車の広告、あり得ない!なぜ、整形と脱毛の広告だらけなんですか?」欧州から帰国した友人(女性)がそう語った。「きれいになれ、毛を抜けってなんですか、あの圧」と。広告とは暴力的なものである。黙っていて
■批判と否定の切り分けを 結局、悪口大好きな私たち 常見陽平さん(評論家) あー、もう炎上覚悟で言っちゃいますね。私が「悪口」というものを最も日常的に耳にしたのは、約10年前一橋大学の大学院に通っていた頃でした。講義で、ゼミで、学食の会話
■「地元の中学校の悪い先輩」としての中山美穂を忘れるな さすがの中森明夫さんクオリティである。中山美穂とその時代を的確に読み解いている。しかも、初期の中山美穂イメージと、その刷新について言及しているのが秀逸である。 昨日の訃報に接し、数
■メガバンク社員が職場でアイアン・メイデンTシャツを着用できるような社会に 私は無神論者だが、この記事が朝日新聞に載ること、そして、田中ゑれ奈という逸材が朝日新聞の構成員であることに神に感謝している。この記事の何がすごいかというと、音楽関
■(天声人語)クマと自由至上主義 クマとの対決を企画したことがある。一橋大学世界プロレスリング同盟の広報部長だった頃だ。動員数を増やすためには、強さを証明する必要があると考えた。クマに勝てば名声を得られる▼背水の陣だった。少林寺拳法部の新
■食の幻想を粉砕せよ 誰にでもわかるように、『ジョジョの奇妙な冒険』の第4部の空条仗助風にいうと「グレートでスよ。こいつはぁ〜!!」という感じである。何の話かというと、湯澤規子のご著書、『「おふくろの味」幻想』(光文社新書)と、この記事で
■「流行語大賞」を安易に「オワコン」「これじゃない」と断じてはいけない あー、もう、回し者と言われそうだが、黙ってられないので、炎上覚悟で洗いざらい書いちゃうよ!「ユーキャン新語・流行語大賞」いわゆる「流行語大賞」に関して、毎年「本当に流
■不倫のけじめとは何か?敵に回したのは女性だけか? あー、もう、悩んだけど書いちゃうぞ。これこそ、女性不在の議論じゃねえか、おい。けじめ=代表辞任、議員辞職など進退「だけ」が論点になっているように見える。政治家であり、政党の代表だからもち
■社会を読み解く補助線の引き方を変えよう 声に出して読みたいインタビューである。やや挑発的に言うならば、「毎朝、新聞を読んでるおじさん(私だ)」では、今の社会、中でも若者を読み解くことができないと確信した次第である。なんでも「左右」で解釈
■なぜ、本を読むのか?根本から問題提起する良記事だ 「真田香菜子、おそろしい子」と『ガラスの仮面』風につぶやいてしまった。いや、たとえとしては適切ではない。もともとは、大俳優の月影千草が、ごく平凡な少女・北島マヤに対して、秘められた演劇の
■芸能人出身政治家への差別・偏見をやめろ!生稲晃子のうしろ髪をひっぱるな! 靖国問題、追悼行事ということだけでなく、この件が注目されたのが、当事者が生稲晃子政務官だったからではないか。言動の件だけでなく、芸能人出身政治家に関連することだっ
■時計台を嫌いになっても、テレビ塔を好きになってほしい 札幌市出身者として「俺はいま最高に感動している」のである。札幌といえば、時計台が知られている。札幌のシンボルではあるが、行ってみるとがっかりするという人もいる。というのも、ビルの谷間
■いろんな政治家が議会にいることが大事なのだ ようへい業界のカリスマ、後藤洋平の筆が冴え渡っている。あっぱれ。なぜ、今、江本孟紀なのか。後藤の語る理由だけでなく、行間まで読みたい。 今日の朝日新聞は、なんせ御厨貴インタビューがナイスだが
■ときはきた!われわれ、たたかう市民の時代だ! 膝を乱打し、何度もヘドバンをするほどに頷いたインタビューだ。さすがの慧眼、御厨クオリテイである。同時に、私たちもこの失われた30年的な何か、自民党圧勝時代的な何かから脱却しなくてはならない。
■百田が「代弁」した日常に潜む「異次元の少子化対策圧」を意識せよ 百田発言を擁護はしない。百田は問題発言をし、彼のファンや周辺にいる人も含め批判をし、謝罪をした。この騒動を激しく傍観していたが、最初は「また百田か」くらいに思っていた。とは
■これはまだ「ネットどぶ板」ではない。 磯田和昭の慧眼に圧倒された。やはり、私は朝日新聞を読み続けなくてはならないと確信した。「ネットどぶ板」という言葉に膝を乱打し、首をヘドバンしてしまった。 「ネット選挙」が解禁されてから11年になる
■公明党、創価学会の今を知りたい 川辺真改の筆が冴えている。彼の書いた記事をもっともっと読みたい。私たちは公明党、創価学会のことをまだまだ知らない、と思う。というのも、公明党、創価学会に関する報道や書籍は、一方的な批判か肯定に寄りすぎてい
■ハロウィンのこれからを考える そういえば、今年もハロウィン的な何かを一切しなかった。SNSでコスプレ写真を見かけたがそれくらいだ。街に繰り出そうという気にもならなかった。よくパリピという言葉が生まれる前からパリピだったと言われる私だが、
■そもそも議員、選挙をめぐる議論を 女性の取締役、管理職の割合がアップした企業の人材マネジメント施策は、必ずしも「女性の比率アップ」を必ずしも目標としておらず、結果としてそうなったというケースもある。経営陣、管理職に求める能力・資質が昭和
■なぜ、何度も日当デマが流れるのか?日当デマは誰が流しているのか? 『島耕作』シリーズを全巻読んできた私だが、今回の件は看過することができない。弘兼憲史氏と編集部は早急に謝罪するとともに、内容の修正を約束した。「確認されていない伝聞」を掲